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骨格診断×パーソナルカラーで作る垢抜けコーデ完全ガイド|30秒で“軸”が決まる手順と季節別コーデ

「服は増えるのに毎朝しっくりこない」「流行を買っても老け見え・子ども見えのどちらか」「好きな色なのに顔色がくすむ」——多くの場合、原因は骨格(形)とパーソナルカラー(色)の順番と基準が曖昧だからです。

結論はシンプル。①骨格で“線と丈”を決める→②カラーで“明るさと温度”を合わせる→③小物で重心を微調整。この3ステップを数値と表でなぞるだけで、手持ち服でも即・垢抜けが再現できます。

本記事は原理→数値基準→骨格別×色の当て方→季節/シーン別→買い物&お直し→Q&A/用語辞典の順に、**今日から使える“手順書”**として徹底解説します。


目次

まずは“軸”を決める:骨格×色×小物の役割分担(原理)

骨格=形と比率を決める(土台)

骨格は直線/曲線・厚み・重心を見極め、丈・幅・肩線・素材の厚みを決める地図。ここがズレると、高価な服でも体が沈む/膨らむに直結します。骨格で線が整えば、プチプラでもきれいに見えるのが特徴です。

カラー=顔映りと温度を決める(仕上げ)

色は明度(明るさ)・彩度(あざやかさ)・色相(黄み/青み)の3軸で考えます。骨格で作った線の上に、似合う色の明るさと温度を載せると、ノーメイクでも血色と立体が出ます。迷ったら明度優先が鉄則。

小物=重心と引き締めの微調整(最終工程)

靴の甲の深さ、バッグの大きさと位置、ベルトの太さ上重心/下重心を整えます。小物はで効かせ、大きすぎる面を作らないのがコツ。

表:役割分担の早見表

項目決めるもの失敗時の見え方成功のサイン
骨格丈/幅/肩/素材の厚み太見え・幼見え・寸詰まり立っても座っても線がまっすぐ
カラー明度/彩度/色相顔がくすむ・疲れて見える肌が明るく影がやわらぐ
小物重心/引き締めぼんやり・重たい全身が上>下で軽い印象

ミニ法則:3×3ルール

  • 3工程(骨格→色→小物)× 3指標(丈/明度/重心)をそろえると失敗が激減。

数字で失敗しない:丈・幅・明度・彩度・色相の基準

上着/トップスの丈(係数で一発)

  • 骨格ストレート:身長×0.42〜0.45(160cm→67〜72cm)で腰の張りをまたぐ
  • 骨格ウェーブ:身長×0.36〜0.40(160cm→57〜64cm)で腰骨上
  • 骨格ナチュラル:身長×0.45〜0.50(160cm→72〜80cm)で直線を強調

表:丈の計算と着地の目安

骨格計算式160cm例ねらい
ストレート身長×0.42〜0.4567〜72cm腰張りをまたいで柱を作る
ウェーブ身長×0.36〜0.4057〜64cm腰骨上で上重心
ナチュラル身長×0.45〜0.5072〜80cm直線と余白で骨感をいかす

幅・肩線・身幅(上半身の線)

  • 肩幅:自肩**±0〜1cm**。落とし過ぎは二の腕が太見え
  • 身幅:バスト実寸+8〜12cm(ウェーブは+6〜10cm)。
  • ウエスト指2本の余白が入るシェイプが上品。

明度・彩度・色相(顔色の三本柱)

  • 明度:顔まわりは肌と同等〜少し明るい。迷ったら明度優先
  • 彩度中程度が日常の軸。鮮やかすぎる場合は面積を小さく
  • 色相黄み寄り/青み寄りを肌が元気に見える側へ。

表:色の見分けチェック

項目OKサインNGサインすぐできる修正
明度白紙の上で明るく透ける影が増え沈む襟元に白/明るい色を足す
彩度肌が元気に見える黄土/灰色に寄る面積を縮小/小物に回す
色相赤みが整う赤ぐすみ/青ぐすみ反対側の色相を試す

試着の基準(60秒チェック)

1)正面:鎖骨〜みぞおちに縦の余白があるか。
2):肩〜二の腕に横の張りが出ないか。
3)座る:腹部・太ももに横線が強く出ないか。
4)歩く:裾が前に弧を描かずまっすぐ落ちるか。


骨格別×パーソナルカラーの当て方(具体レシピ)

骨格ストレート×カラー(直線×ハリ)

ポイント:上半身の厚みをまっすぐ見せる。
トップス肩線ジャスト×適度なハリ。色は高明度ベージュ/ネイビー/ピンク(青みに寄りすぎない)
ボトム浅タックのストレートセンタープレス。濃色で縦の柱を作る。
小物甲浅パンプス角張りすぎないバッグ、金具は小粒
NG例:とろみ過多の長丈、肩落ち強、薄すぎる生地。

表:ストレートの色・形の相性

部位ねらい
ジャスト肩/中厚高明度ベージュ/ネイビー直線と清潔感
ストレート/セミフレア中〜濃色柱を強調
小物甲浅/中小バッグメタルは点で重心を上へ

骨格ウェーブ×カラー(短丈×軽さ)

ポイント上に軽さを集めて脚長。
トップス短丈/腰骨上×落ち感。色は明るい黄み(ピーチ/ライラック)
ボトムハイウエストI/マーメイドで下の面を平らに。
小物小ぶりバッグ×甲浅靴×細ベルト上重心
NG例:ヒップに触れる長丈、太いラペル、重いウール。

表:ウェーブの色・形の相性

部位ねらい
短丈/落ち感明るい黄み上重心/抜け
ハイウエストI/マーメイド中濃色面を整える
小物小ぶり/細ベルト明るめ金具点で引き締め

骨格ナチュラル×カラー(直線×重量バランス)

ポイント直線と余白で骨感をいかす。
トップス肩幅±0×やや長め。色は中明度ニュートラル(グレージュ/スモーキーな青)
ボトムワイドストレート/落ちるデニム縦落ち
小物甲深ローファー×中サイズバッグで下に支点
NG例:薄手のひらひら、丈不足、裾広がりのAライン過多。

表:ナチュラルの色・形の相性

部位ねらい
長め/直線中明度ニュートラル骨感を均す
ワイドストレート濃〜中濃縦落ちで細見え
小物甲深/中バッグマット質感下に支点を作る

季節/シーン別コーデ(通勤・休日・行事・在宅/移動・旅行)

通勤:信頼感×軽やか(近距離で清潔に)

  • ストレート:ネイビージャケット(0.44丈)+白ブラウス+ストレート。V開き浅めで縦の余白を。
  • ウェーブ:短丈ノーカラー+明るいベージュのニット+Iスカート。高めの第一ボタンで脚長。
  • ナチュラル:ロングジレ+グレージュのカットソー+ワイドストレート。足甲タッチ丈で直線を保つ。

休日:抜けと可愛げ(歩いても崩れない)

  • ストレート:ミラノリブT+セミフレアデニム+甲浅フラット。ベルトは細で点締め。
  • ウェーブ:ミニペプラム+マーメイド+ミニバッグ。袖は手首骨が見える長さ。
  • ナチュラル:シャツワンピ+ワイドデニム+ローファー。脇線まっすぐのパンツを選ぶ。

行事/会食:写真映えと上品さ(光の“面”を整える)

  • ストレート:比翼風ネイビー+タイトスカート+小粒パール。面が平らで写真に強い。
  • ウェーブ:マットサテン淡色+Iスカート+7cmヒール。金具は点で。
  • ナチュラル:落ち感ワンピ+細ベルト+ポインテッド。裾は直線で。

在宅/移動:楽・きれい見え(長時間でも整う)

  • 共通:皺戻りの良いトロミ素材ストレッチ裏地。重ねは三層まで
  • 画面対策:襟元に明るい面を足す(白/明るめベージュ)。

旅行:歩けて写真もOK(荷物を軽く)

  • ストレート:ジャージージャケット+テーパード。黒は点で効かせる。
  • ウェーブ:極薄ノーカラー+ワンピ。前開けで縦線を作る。
  • ナチュラル:撥水アウター+ワイドデニム+白スニーカー。足甲タッチ丈で柱を保つ。

表:季節×素材×靴

季節素材ワンポイント
トロミ/ブロードローファー/パンプス首の余白で軽く
極薄トロミ甲浅サンダル前開けで縦線
薄ウール/サテン甲深フラット濃色で面を整える
薄ウール×裏地伸び細筒ブーツ重ねは三層まで

買い物&お直し:迷わない段取り(採寸・オンライン・費用)

店頭・オンライン共通チェック(7か条)

1):上記係数で計算→鏡の前で腰骨/ヒップとの位置を確認。
2)肩幅:自肩**±0〜1cm**。
3)身幅:体の最細部で指2本の余白
4)白紙の上明度・彩度を確認。
5)素材落ち感/皺戻り/裏地の伸びをチェック。
6)座り/腕上げテスト:つっぱりや横線の出方を確認。
7)小物:靴/バッグのサイズで重心を整える。

オンライン採寸のコツ(誤差を埋める)

  • 手持ちで一番細見えする服を床置き採寸→着丈/肩幅/身幅/袖丈自分基準化
  • 商品のモデル身長×着丈自分比で補正。
  • レビューは体型とサイズ感の記述を優先して読む。

お直し費用の目安(優先順位つき)

直し目安費用効果優先度
袖丈詰め2,000〜4,000円手首の“細い部位”を出す★★★
着丈詰め3,000〜6,000円重心UP/脚長★★☆
身幅つめ3,000〜6,000円面を平らに★★☆
ボタン位置上げ1,500〜3,000円上重心を作る★★☆

表:失敗→即修正

症状原因すぐできる修正
太見え丈過多/身幅広い丈を基準内に/ベルトで支点
顔がくすむ明度不足/色相ズレ襟元に白/明るいスカーフ
重い小物が大きすぎバッグを小さく/靴は甲浅に

Q&A(よくある疑問)

よくある誤解を解く

Q1. オーバーサイズは完全にNG?
A. 肩±1cm・身幅+12cm以内・丈は骨格係数内ならOK。重心が下がらないことが前提です。

Q2. 黒が似合わないと言われた
A. 素材を軽く首元に白を足し、面積を小さく。黒は点で使うと生きます。

配色と時短の悩み

Q3. 時短で失敗しない色合わせは?
A. ベース=明度高め/ニュートラル差し色=自分の得意相小物=黒or濃茶を点。この3点固定で迷いません。

Q4. 体型が変わった。何から買い替える?
A. 上着の丈と肩が最優先。ここが合えば既存の服が蘇ることが多いです。

シーン別の小さな疑問

Q5. 会社の冷房で寒い
A. 薄手の直線カーデ/短丈ジャケットを椅子掛けに常備。上に薄く足すが基本。
Q6. 写真で老ける
A. 比翼風/面が平らな服顔まわりは一段明るい色。光を面で返すと若見えします。


用語辞典(やさしい言い換え)

色の言葉

明度:色の明るさ。高いほど白っぽい
彩度:色のあざやかさ。高すぎると派手、低すぎると土色
色相:黄み/青みの方向。肌が元気に見える側へ。

形の言葉

落ち感:布が体に沿ってまっすぐ落ちる性質。
比翼:前ボタンを隠す作り。面が平らに見えて写真に強い。
甲浅/甲深:靴の甲が浅い/深い。重心と足元の軽さを左右。

小物の言葉

支点:丈や靴で作る重みの止まり。ここがあると広がらない
点締め:金具や細ベルトなど小さな要素で全体を締めること。

まとめ
垢抜けの近道は、骨格で形を決める→カラーで顔を明るく→小物で重心調整3ステップ丈の係数・明度の優先・点で締める——この三つを守れば、クローゼットはそのままでも印象だけ更新できます。今日の一枚から、線と色のズレを正して“似合うの最大値”を引き出しましょう。

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