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パーソナルカラー別グラデーション配色の作り方完全ガイド

淡い色と淡い色、濃い色と濃い色をなめらかにつないだ装いは、それだけで「センスがある」「手をかけている」「大人っぽい」という印象になります。ところが実際にやってみると、せっかく似た色を集めたのに全体がぼやけてしまったり、途中で急に色が止まってしまったり、写真で見ると肌だけが沈んでいたりと、思ったより難しく感じることが多いはずです。

これは多くの場合、「なんとなく似ている色」を足しているだけで、自分の土台の色(肌・髪・瞳・いつもいる背景の色)に沿って色を動かしていないから起きています。

グラデーションは本来、色を並べるテクニックではなく、自分に合う色から一歩ずつ離れていく技術です。最初の一歩が合っていれば、二歩目も三歩目も自然に整っていきますが、最初の一歩がずれていると、それ以降がすべて「なぜか合わない」方向に進んでしまいます。

結論から言えば、グラデーション配色はパーソナルカラー別に考えると一気にやさしくなります。スプリング・サマー・オータム・ウィンターという四つのタイプには、それぞれ「明るさ」「あたたかさ/冷たさ」「透明感」のどれを一番大事にするときれいに見えるかの軸があります。

ですから、この記事ではまずこの三軸を整理し、次にタイプ別に「どの色を起点(スタート)にすると失敗しないか」「どのくらいの段差で色を下げると一番きれいか」「どこで締め色を入れるとおしゃれに見えるか」を順番に書きます。

さらに実際のコーディネートでよくある、通勤・休日・行事・オンライン・旅行・写真撮影といった場面ごとに、色をどの高さまで使うか、どこまで淡くしていいか、どの小物で終点を作るかも例示しておきます。

最後に、よくある「途中で季節が混ざってしまう」「上下で太って見える」「背景に負ける」といった悩みの調整法、そして用語辞典を付けておくので、この記事一つで今日から色の階段を組めるはずです。

目次

グラデーション配色の基本とパーソナルカラーで見る三つの軸

最初に押さえておきたいのは、服におけるグラデーションは絵やデザインで行うそれよりも条件が増えるということです。人は服だけを身に着けているわけではなく、肌・髪・瞳・メイク・背景・光の色が常に一緒に画面に入ります。

この中のどれか一つが極端に明るい・暗い・黄みが強い・青みが強いと、せっかく服で色をなめらかにつないでも、見え方が途中で止まってしまいます。

そこで便利なのがパーソナルカラーです。パーソナルカラーは「似合う色のシーズン」を教えてくれるだけでなく、あなたがどんな明るさで顔が一番きれいに見えるのか、どんなあたたかさ/冷たさで血色が出るのか、どんな透明感で肌が薄く見えるのかという、配色を組むときの出発点の高さも教えてくれます。

グラデーションを作るときの基本は、顔に近いところほど自分にぴったりの色を置き、そこからゆっくり離れていくことです。ここを逆にして、足もとにだけ自分に合う色を置き、顔周りに似合っていない色を置くと、いくら中間を丁寧につないでも違和感が残ります。

ですから、まずは顔周りに「これを着ると肌が明るくなる」「人から褒められる」という一番得意な色=起点色を置きます。そして、その色と明るさが1段だけ違う色、または温度(黄みか青み)が1段だけ違う色、あるいは透明感(濁りの量)が1段だけ違う色を次に置き、その次で初めて「少し離れた色」を置くという順番にします。

上で細かく、下で大胆に。これが服のグラデーションで一番きれいに見える動かし方です。

顔の近くに置く色がずれると、二つのことが起きます。ひとつは、肌が実際よりも黄ばんで見えたり赤く見えたりしてしまうこと。

もうひとつは、せっかく下でていねいに色をつないでも、その美しさが見る人に届かないことです。ですから、グラデーションは配色ではなく“顔色の延長”として作ると決めておくと、服選びがぐっと簡単になります。

顔に合う色を選ぶ→それをやや沈める→さらに沈める→最後に締める。この四段が作れれば十分ですし、三段でもきれいに見えます。

次の表に、三つの軸をまとめておきます。この表は後でタイプ別のところでも使います。

考える軸内容こんな人に向くつなげ方の具体例背景が白い日のコツ
明るさをそろえるすべてを明るめ〜中明度に寄せ、最終段だけ少し濃くする顔色が明るい人・スプリング/サマーアイボリー→ベージュ→キャメル→こげ茶中間色を少しだけ濃くしてから撮る
あたたかさ/冷たさをそろえる黄み系だけ・青み系だけで階段を作るスプリング/オータム、サマー/ウィンターコーラル→アプリコット→キャメル→モカ、またはライラック→ブルーグレー→ネイビー→チャコール光が冷たすぎる日は、最初の色を半歩濃くする
透明感をそろえる透けるような色・粉のような色・クリアな色のどれかに統一サマー・ウィンターミストラベンダー→スモーキーパープル→チャコール→黒途中にマットな質感を入れず全部を“しっとり”で揃える

この三つのうち、どの軸を一番強くするかを決めるだけで、服を買うときに迷う量が減ります。たとえば「私はサマーなので、今日は冷たさの軸で作る」と決めたら、店頭で黄色みの強いベージュを見ても「今日は入れない」と判断できます。これができると、クローゼットの中身も似た色どうしでつながるようになり、朝に迷う時間も短くなります。

春夏秋冬それぞれのグラデーション黄金パターンをもっと細かく

ここからは、四つのタイプごとに、起点色・中間色・終点色の例とともに、なぜその順番がきれいなのかをもう一段深く書きます。すでにクローゼットの色が偏っている人や、職場のドレスコードが厳しい人でも動かしやすいように、代替案も合わせて記します。

スプリングのグラデーションは「光の量を変えながら黄みを持ち続ける」

スプリングの人は、肌にあたたかさがあり、髪や瞳にも太陽光を含んだような明るさがあるので、急に冷たい色を挟むとそこで階段が止まります。ですから、起点にするのはアイボリー・クリームベージュ・コーラルベージュ・アプリコットなど、黄みを含んでいてやわらかく、なおかつ肌よりもほんの少しだけ明るい色です。ここで肌と同じ明るさを使ってしまうと、写真で見たときに顔と服とが一体化してしまうので、最初は必ず「肌よりわずかに明るい」を選びます。

次の段で光の量を少し減らします。ミルクティー、ライトキャメル、やわらかなサンドベージュがここで活躍します。これらは表面がマットすぎないほうがきれいで、ツイルやとろみのあるポリエステル、テンセル混など、光をほんの少し通す素材だと階段がなめらかになります。

さらに三段目で、キャメル・キャラメル・黄み寄りカーキ・赤みを含んだベージュピンクなどに落とすと、「春の人がしても重くならない深み」が出ます。最後にこげ茶・キャメルレザー・ゴールド小物で終点をつくれば、春らしさを失わずに大人っぽくできます。

スプリングがやってしまいがちな失敗は二つあります。ひとつは、二段目にいきなり黒や真ネイビーを入れてしまうこと。これだと、上が春・下が冬になり、顔だけが暗い色に負けます。

もうひとつは、最初に白を置きたくなってしまうこと。白が似合うスプリングもいますが、顔の赤みやそばかすが気になる人は、真っ白よりもアイボリーのほうが断然なめらかに見えます。春は白よりも「白にあたたかさを1滴足したもの」から始めると覚えておくと失敗しません。

サマーのグラデーションは「白に水を落とすように冷たく、でも柔らかく」

サマーは、もともと肌に青みとやわらかさがあり、光が当たると肌が薄く見える人が多いです。この人たちがグラデーションを組むときは、明るさよりも“冷たさの揃い方”を優先してあげると、ぐっと上品に見えます。起点にするのは、ライラック、ミストピンク、ベビーブルー、ローズベージュ、アイスグレーのような「白をたっぷり含んだ冷たい色」です。

ここでは黄色みのあるアイボリーやミルクティーを起点にしないことが大事です。起点をきちんと冷たくしておけば、次にブルーグレー、ラベンダーグレー、スモーキーモーブのような中間色を持ってきたときに、きれいに段がつながります。

サマーが三段目に入れたいのは、チャコール・ネイビー・スモーキーネイビー・ブルー黒のような、青みを含んだ深い色です。これをパンツ・スカート・バッグ・靴のどこかに置くと、上の淡い階段がきりっと引き締まって、コーディネートに「甘くない」「頼れる」ニュアンスが出ます。

アクセサリーはシルバー・ホワイトパール・ブルーがかかったストーンがきれいで、ここで黄みの強いゴールドを入れてしまうと階段が一瞬止まります。どうしてもゴールドを入れたい日は、真っ黄色いものではなく、少しくすんだ落ち着いたゴールドを選ぶと、サマーでもなじみやすいです。

サマーが気をつけたいのは、真夏や強い日差しの下で撮影するときです。光が強いと一番上の淡い色が飛んでしまい、二段目が一段目に見えます。こういう日は、起点をほんの少しだけ濃く、ミストピンクの代わりにダスティローズ、ライラックの代わりに少し青みの強いラベンダーを置いておくと、写真で見たときにもグラデーションが残ります。

オータムのグラデーションは「土・木・実の変化をなぞるように深く」

オータムは、麦や木の皮、秋の実、スパイスのような、深くてあたたかい色がとてもよく似合います。ですからグラデーションでも、上を明るく・下を濃くという“重力に逆らわない”作り方が最も簡単です。

起点にするのは、エクリュ、サンドベージュ、アーモンドミルク、アプリコットベージュなど、やや黄みを含んだ明るいニュートラル。ここから一段だけ濃くして、キャメル・キャラメル・オーク・ハニーブラウンのような色をトップスやボトムに置きます。

さらに三段目で、モカ・こげ茶・オリーブ・ダークテラコッタ・マスタードがかったブラウンなどを入れると、秋らしい奥行きが出ます。最後にバッグや靴で黒に寄ったこげ茶やダークブロンズ、レザーの質感を足すと、全体がゆっくりと沈んでいくように見えます。

オータムがやってしまいがちなのは、途中で青みの強いグレーや夜の海のようなネイビーを挟んでしまうことです。これをすると、せっかく上であたたかさを作ったのに、下だけ急に冷えてしまいます。

どうしてもネイビーを使いたいなら、黄みを少しだけ含んだインクブルーや、黒にオリーブを混ぜたようなダークグリーンを経由させてください。色の温度をゆっくり下げていけば、冷たい色でもなめらかにつながります。

ウィンターのグラデーションは「冷たさを変えずに明暗だけを大きく振る」

ウィンターは、黒・真っ白・ロイヤルブルー・ディープパープル・クリアな赤など、冷たくてコントラストのある色がよく似合います。ですから、グラデーションでもあたたかさを途中で混ぜないことが一番のコツです。

起点にするのは、真っ白、アイシーブルー、アイシーラベンダー、スノーピンクなど、光をたっぷり含んだ冷たい色。ここから中間にクールグレー、スレートブルー、チャコール、青みのあるミドルネイビーを入れ、最後に黒・インクネイビー・ディープパープルで締めます。最初と最後の差が大きいほど、ウィンターらしい強さと都会的な印象が出ます。

ウィンターの場合、アクセサリーや小物で明るさを足すときは、白・シルバー・クリアのどれかに寄せてください。黄みがかったベージュや濃いキャメルをここで入れてしまうと、一瞬で「違う季節の人」に見えてしまいます。どうしてもベージュが使いたい日は、ピンクを含んだライトグレージュや、ラベンダーグレージュを選び、靴とバッグは白か黒で終えます。

アイテム別に作るグラデーションの進め方と細かな手順

グラデーションは「上から下へ」が基本ですが、実際のクローゼットでは、トップスから組む日もあれば、手持ちのボトムを先に決めてから組む日もあります。ここでは、トップス中心・ボトム中心・ワンピース中心・アウター中心という四つの始め方を示しておきます。特にアウター中心は秋冬にとても便利なので、覚えておいてください。

トップス中心で組むときは、顔の周りを最も自分に似合う色にし、袖口や裾に向かってわずかに沈めます。サマーなら、顔の近くにライラック、その下にスモーキーブルー、さらにスカートやパンツでチャコール。スプリングなら、顔の近くにアイボリー、その下にアプリコット、その下にキャメルというように、黄みを動かさずに明るさだけを落とします。ここで首もとに白を1〜2cmだけのぞかせると、グラデーションの出発点がもっとも鮮明になり、写真にもきれいに写ります。

ボトム中心で組むときは、逆に足もとに向かって色を沈めます。トップスで肌になじむ明るい色を着て、ボトムでやや沈む色、靴やバッグでさらに沈む色。オータムやウィンターは、この逆もできます。つまり、トップスで中間の色を着て、ボトムで一番濃くし、バッグや靴を真っ白やアイボリーで抜く方法です。

これをすると足もとがとても軽くなり、グラデーションでありながら動きも出せます。春夏のロングスカートの日はトップスを短めに、秋冬のワイドパンツの日はトップスをやや明るくしておくと、段がきれいに見えます。

ワンピース中心のときは、色が一枚で完結してしまうので、どこかで分割してあげないとグラデーションが表現できません。ベルトでウエストに別の色を一本入れる、肩にカーディガンやストールをかける、靴とバッグで最後の階段を作る、どの方法でもよいので、色を三段に分けます。

とくに写真を撮る日やオンラインで見せる日には、顔周りを一番明るく、ウエスト位置を中間、ひざ下でやや沈めるという三段構成にすると、画面上で一番きれいに見えます。

アウター中心で組むときは、アウターを「二段目」にするとうまくいきます。たとえばサマーであれば、インナーで最も得意なミストピンクを着て、アウターをブルーグレーにし、ボトムでチャコールを着る。オータムなら、インナーをエクリュにし、アウターをキャメルにし、ボトムでこげ茶を着る。

アウターを一番明るくしてしまうと、室内で脱いだときにグラデーションが崩れてしまうので、アウターはあくまで中間にしておくと、脱いでも着てもきれいです。

次の表に、アイテム別の作り方を再掲しておきます。アウターを追加しています。

アイテム出発点に置く色中間でつなぐ色最後に締める色注意点
トップス中心パーソナルカラーに最も合う明るめの色同系で一段だけ沈めた色ボトムで中〜濃色首もとを必ず明るく、髪は耳掛けで色を見せる
ボトム中心肌になじむ明るさのトップスボトムで同系をやや濃く靴・バッグでさらに沈めるトップスを暗くしすぎない、ウエストで一度切る
ワンピース中心顔周りを一番明るくベルトや羽織りで中間の色バッグ・靴で終点の色色を三段に分ける、羽織りは中間に
アウター中心インナーに最も得意な色アウターを中間の色にボトム・靴で終点に脱いだ時の配色も想定しておく

シーン別・季節別のグラデーション配色実例をさらに具体的に

通勤では信頼感やきちんと感が必要なので、あまりにも淡い色だけでそろえると「今日はお休みモードですか」と思われがちです。そこで、顔を自分のタイプの色で明るく→ジャケットやパンツで中間→靴とバッグでやや締める、という三段を守ると、大人の通勤服としてちょうどよくなります。

スプリングなら、クリームベージュのブラウスにライトキャメルのパンツ、靴はこげ茶、バッグはミルクティー。サマーなら、ライラックのトップスにブルーグレーのパンツ、靴はネイビー、バッグはグレージュ。オータムなら、エクリュのニットにキャメルのスカート、靴はモカ、バッグはこげ茶。

ウィンターなら、スノーピンクのニットにクールグレーのパンツ、靴は黒、バッグは白。すべてのタイプに共通して言えるのは、首もとを必ず自分のタイプの色で明るくしておくことです。ここが曖昧だと、どれだけ三段を丁寧にしても印象がぼやけます。

休日やおでかけの日は、もう少し色を遊ばせられます。サマーなら、ミストピンクのブラウスにラベンダーのスカート、足もとはシルバーで終点を作ると、一日中柔らかく見えます。スプリングなら、アプリコットのトップスにミルクティー色のプリーツ、靴はキャメルのサンダルで明るさを下に移します。

オータムなら、アーモンドミルクのトップスにオリーブのパンツ、靴はこげ茶で落ち着かせると、散歩や公園でも浮きません。ウィンターなら、アイシーラベンダーのカーディガンにスレートブルーのスカート、靴は白で抜くと、冷たいのになめらかな休日スタイルになります。

行事や写真撮影のように背景が明るい日は、グラデーションが飛びやすくなります。ここでは中間の色を少しだけ濃くしておくと、写真に写ったときに上下がはっきり分かれます。スプリングなら、アイボリー→アプリコット→キャメル。サマーなら、ミストラベンダー→ブルーグレー→ネイビー。オータムなら、エクリュ→キャラメル→こげ茶。ウィンターなら、白→スレートグレー→黒。背景が白いほどこの三段はくっきりさせておき、アクセサリーも背景に負けないものを選びます。

オンライン会議では、全身のグラデーションよりも上半身の二段だけを丁寧に作ると伝わりやすいです。顔の近くを自分のタイプに一番合う色、その下を一段沈めた同系、背景に写る小物で最後の段。これだけで画面に奥行きができます。スプリングなら、クリームベージュのニットにアプリコットのカーディガン、後ろにキャメルのクッション。

サマーなら、ライラックのブラウスにブルーグレーのカーディガン、後ろにグレーの額縁。オータムなら、エクリュのトップスにキャメルのジャケット、背後に木の色。ウィンターなら、白のトップスにチャコールのカーディガン、後ろに黒かネイビーの小物。背景もグラデーションの一部と考えると、画面上での色の階段が崩れません。

季節で言えば、春と夏は光が強くて色が薄く見えるので、上を少し濃くしておくとバランスがとりやすいです。秋と冬は逆に色が重く見えるので、上をやや明るく、下に向かって沈めるようにします。春夏にロングスカートをはくときは、トップスを短めにしておくと、グラデーションの段がよく見えます。

秋冬にロングコートを着るときは、インナーを上下で近い色にして、コートで三段目を作ると、着ぶくれせずに済みます。

次の表に、シーン別のおすすめ配分をまとめておきます。

シーン/季節スプリングサマーオータムウィンター
通勤(春)クリームベージュ→ライトキャメル→こげ茶ライラック→ブルーグレー→ネイビーエクリュ→キャメル→モカ白→クールグレー→黒
休日(夏)アプリコット→ミルクティー→キャメルミストピンク→ラベンダー→シルバーサンドベージュ→オリーブ→こげ茶アイシーラベンダー→スレートブルー→白
行事(秋)アイボリー→アプリコット→キャメルミストラベンダー→ブルーグレー→ネイビーエクリュ→キャラメル→こげ茶白→スレートグレー→黒
冬のオンラインクリーム→ベージュ→キャメル背景ベビーブルー→グレージュ→グレー背景エクリュ→キャメル→木の色背景白→チャコール→黒背景

よくある失敗と調整の仕方、Q&A、用語辞典を拡張

グラデーションで最も多い失敗は、途中で「別の季節の色」を混ぜてしまうことです。スプリングのベージュの次にサマーのラベンダーを入れる、オータムのキャメルの次にウィンターの黒を入れる、といった具合です。これをしてしまうと、肌の上で色がとぎれて見えます。どうしても入れたいときは、必ずその二色の間に中間の色を一つ足してからつなげます。キャメルと黒ならモカ、ベージュとラベンダーならピンクベージュ、白とネイビーならグレー。この「中間の一色」を持っていると、家にある服でもグラデーションが組みやすくなります。

次に多いのは、全部を同じくらいの明るさでそろえてしまって、のっぺりしてしまうパターンです。これは、最後に締める色を少し濃くするか、反対に一番上をほんの少しだけ淡くすると解決します。どちらも難しいときは、アクセサリーだけで終点を作ってもかまいません。パール、ゴールド、シルバー、白いバッグ、黒い靴など、光をとらえるものや濃いものを最後に置けば、服自体の色はそのままで、階段だけが見えるようになります。

Q1. パーソナルカラーがあいまいでもグラデーションは作れますか。
作れます。迷ったらまずは「明るさをそろえる」から始めてください。アイボリー、ベージュ、グレージュ、ライトグレーといった、どのタイプにもなじむ明るい中間色を上から下へつなぎ、靴とバッグでだけ自分が好きな色の濃さを足します。それを写真に撮って、顔がいちばん明るく見えるならその方向があなたのベースです。そこから少しずつ黄みを足すか、青みを足すか、透明感を足すかを試してください。

Q2. グラデーションを上下でやると太って見えます。
上下とも似た色でまとめると、たしかに面積が大きく見えます。この場合は、腰の位置で一度だけ段差を作ってください。ベルトでも、トップスの前だけを入れる方法でもよいので、色の連続を切ると体が細く見えます。さらに、靴やバッグを一番濃くするよりも、一段明るい色にしておくと、下に向かって細く見える効果が出ます。

Q3. 小物はどの段に合わせればいいですか。
基本は最後の段に合わせます。ボトムでやや濃くしたなら、靴とバッグも同じかそれより濃くします。逆に、最後を白で抜いたなら、靴とバッグも白やシルバーで抜いておくと、グラデーションの終わりがはっきりします。季節で色を変えるなら、春は白やエクリュ、夏はシルバーやクリア、秋はキャメルやこげ茶、冬は白と黒を強めにすると、どの季節でも階段が分かりやすくなります。

Q4. オンライン会議ではどんなグラデーションが映えますか。
上半身に二段だけ作るのが簡単です。顔の近くを自分のタイプに一番合う色、その下を一段沈めた同系、背景に写る小物で最後の段。これだけで画面に奥行きができます。全身でやるよりも、上半身で段を作ったほうがカメラにはわかりやすいです。照明が白すぎる日は、起点の色を一段だけ濃くしてください。

Q5. 子どもや家族と写るときにだけ色が浮きます。
家族の服があなたと違うシーズンの色になっている可能性があります。あなたがサマーで家族がオータムなら、あなたのグラデーションのどこかに、オータム寄りの中間色(キャメルやモカ)を一段だけ入れておくと、まとまって見えます。逆にあなたがオータムで家族がサマーなら、サマー寄りのグレージュやピンクベージュをどこかに入れておくと、並んだときに落ち着きます。

Q6. 柄物を入れたいときはどうすればいいですか。
柄の中に起点の色と中間の色が両方入っているものを選ぶと、グラデーションが壊れません。たとえばサマーなら、ライラックとグレーが入ったチェック、オータムなら、エクリュとキャメルが入ったストライプ、スプリングなら、アイボリーとアプリコットが入った花柄、ウィンターなら、白とグレーが入った幾何学柄。柄がこの二色をつないでくれているので、他のアイテムを無地にしても階段が見えます。

Q7. メイクはどう合わせればいいですか。
顔の色が配色の起点なので、メイクも起点に合わせるときれいです。スプリングならコーラル〜アプリコット、サマーならローズ〜モーブ、オータムならテラコッタ〜キャメル、ウィンターなら青みレッドやプラム。リップの色が起点とずれていると、服がどれだけなめらかでも「くちびるだけ浮く」ので、服に合わせてメイクを半歩調整してください。

用語辞典
グラデーション配色:色をなめらかにつなげて急な段差をなくす配色。服では明るさ・あたたかさ・透明感の三軸で考えると作りやすい。
中間色:二つの色の間をつないでくれる色。ベージュ、グレー、グレージュ、ピンクベージュなどが代表的で、手持ちの服をなめらかにつなぐ“つなぎ役”になる。
起点色:グラデーションを始める最初の色。顔に最も近く置く色で、パーソナルカラーに一番合う色を選ぶ。ここを間違えると全体がずれる。
終点色:最後に置く一番濃い、または一番明るい色。靴やバッグで作ると全体が締まる。季節や場面によって白で終えるか黒で終えるかを変えると印象がコントロールしやすい。
温度をそろえる:黄み寄り同士、青み寄り同士でまとめること。これがずれると階段が止まって見える。
透明感をそろえる:どの色も同じくらいの“透け感”や“粉っぽさ”を持つようにそろえること。サマーとウィンターが特にきれいに出る。
背景を味方につける:オンラインや写真で、後ろに写る色もグラデーションの一段として扱うこと。背景が白いなら中間を濃く、背景が暗いなら起点を濃くする。

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