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パーソナルカラー別×福袋の色偏りチェックリスト|買ってから沈まないための見極め完全ガイド

年始に届いた福袋を開けた瞬間「かわいいけれど自分の顔には合わない色ばかりだった」「これ全部着るとくすむ」「黒とベージュに寄りすぎてつまらない」と感じたことはないでしょうか。

福袋はお得ですが、ブランド側がその年に出していた色をまとめて入れるため、どうしても似たトーンが続いたり、自分のパーソナルカラーと逆の温度の色が一気に集まったりします。ここでそのまま全部クローゼットに入れてしまうと、後のコーディネートが一年中くすんでしまいます。

結論はとてもシンプルで、開封したら最初に「これは自分のシーズンで顔が明るくなる色か」「これは他のアイテムで補正すれば使える色か」「これはメルカリ・おすそ分け・部屋着にまわす色か」を仕分けることです。

この記事では、パーソナルカラー4タイプ別に福袋の中身をどうジャッジしていけばいいかを、チェック欄付きでわかりやすく示します。開封のたびにここに戻って確認すれば、毎年同じ失敗をしなくて済みます。

目次

福袋で色が偏る理由と最初に見るポイント

福袋は「その年に余った色」が入りやすい

福袋には、そのシーズンの売れ筋から少し外れた色や、サイズ展開が多かった色が多く入ります。売れ筋は中間的な色や誰でも着やすい色が多いため、残るのはどうしても黄みが強い・青みが強い・彩度が高すぎる・くすみすぎているという端の色です。つまり、もともと「誰にでも似合う色」ではないものが中心になりやすいのです。

顔まわりに来るかどうかで優先順位をつける

すべてを一気に判断しようとすると迷うので、まずはマフラー・ストール・タートル・クルーネックニット・ブラウス・ワンピースなど顔の近くに来る物だけを一列に並べます。ここに自分のシーズン外の色が多ければ多いほど、後の調整が必要です。ボトムやアウターなど顔から離れる物は、のちほど「補正できるか」で考えれば大丈夫です。

似合うかどうかは「白と一緒に並べる」と判断しやすい

開封するときに、手持ちの白(自分に合う白がなければ普通の白シャツでも可)を一緒に置いておきます。そこに福袋の中身を順番に重ねてみて、白とぶつからず、顔の黄み・青みと喧嘩しないものが第一優先で残す色です。白と並べたときに極端に黄ばんで見えたり、反対に白が汚れて見えるようなら、自分のシーズンと温度が違っていると考えましょう。

表:福袋開封時に最初に見るポイント

見る順番内容判断基準
1顔に近いものを先に並べるマフラー・タートル・クルーネック・ブラウス
2自分の白と並べてみる白がくすまなければ候補に残す
3同じトーンが3点以上ないか見る同じ黄み・青みが続くと偏りになる
4アウター・ボトムは後回し顔から離れるので補正しやすい
5使えないものを分類しておく売る/譲る/部屋着の3つに分ける

パーソナルカラー別チェックリスト(イエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬)

イエベ春のチェック

イエベ春は明るくあたたかみのある色が得意です。福袋に入ることが多いくすみラベンダー・青みピンク・黒に近いチャコールは、顔を一気に沈めるので要注意です。

並べて見たときに「ミルクティー・生成り・コーラル・アプリコット・クリーム・明るいキャメル」に近い色がいくつかあれば、それは残しておいて大丈夫です。反対に、真っ白すぎるトップスが入っていて首だけ浮くようなら、黄みのあるマフラーかベージュ系カーディガンで調整しましょう。

表:イエベ春の福袋色チェック

チェック項目OKの例NGの例
顔に近いニットコーラル・サーモン・クリーム・あたたかいベージュラベンダー強・くすんだピンク・黒
ストール・マフラーエクリュ・ミルクティー・黄みベージュグレーが青く寄るもの
ワンピースコーラル寄り花柄・生成りベース紺ベースで白が冷たすぎるもの

ブルベ夏のチェック

ブルベ夏はやわらかく青みを含んだ色が似合います。福袋にありがちなキャメル・濃いオレンジ・黄みのベージュは、一度に3点も入っていると「顔が黄色く見えるセット」になってしまいます。

開封したらまずラベンダー・ライラック・ローズベージュ・ブルーグレー・ソフトネイビーを探し、これらを残します。黄みが強いニットは、白シャツを中に着るか、ラベンダーストールを巻けばある程度は使えますが、あまりに黄土色に寄ったものは手放す判断をしても構いません。

イエベ秋のチェック

イエベ秋は深みとまろやかさのある色が得意なので、冬の福袋とはとても相性がいいタイプです。キャメル・テラコッタ・オリーブ・モカブラウンが複数入っていたら、それはあなたの当たり福袋です。

ただし、青みの強いグレー・アイシーブルー・真っ白がセットで入っている場合は、顔に近づけると急に首の色が黄ばんで見えるので注意します。こうした色はスカートやボトムにまわすか、同じ黄みのストールで入口をふさぐと使いやすくなります。

ブルベ冬のチェック

ブルベ冬ははっきりした黒・白・ネイビー・赤が似合います。福袋のなかに黒・白・赤・ワイン・ロイヤルブルーが豊富に入っていたら大成功です。逆に、キャメル・黄みのベージュ・レンガ色・オレンジが多く混ざっていたら、そこだけを切り離して考えましょう。黒や白と同時に着られるかを判断し、無理なら早めに手放すか、インナーを真っ白にして顔を守ります。

表:4タイプ共通・残す色と手放す色の目安

タイプ残す色補正して使う色手放す色
イエベ春生成り・コーラル・クリーム・明るいキャメル淡いグレー・黄みの少ないベージュ黒・青みラベンダー・チャコール
ブルベ夏ラベンダー・ローズベージュ・ブルーグレー・ソフトネイビー淡ベージュ・くすみピンク黄土色・濃キャメル・オレンジ
イエベ秋キャメル・テラコッタ・オリーブ・モカ黄みのあるライトグレー・エクリュアイシーブルー・冷たいグレー
ブルベ冬黒・白・ネイビー・ボルドー・ロイヤルブルーグレー・チャコール黄みベージュ・キャメル・レンガ

“使えない色”を使えるようにする補正テクニック

顔の近くに自分色を一枚挟む

苦手な色のニットやワンピースが入っていたら、まずは首周りに自分のシーズン色のストール・タートル・インナーを入れて、顔と服の間に「自分の色の帯」を作ります。これだけでくすみが和らぎ、福袋の色も使えるようになります。とくにブルベ夏・ブルベ冬がキャメルを着るとき、イエベ春が青みピンクを着るとき、イエベ秋がアイシーなグレーを着るときは、この方法が一番簡単です。

メイクで温度を合わせる

色の温度が違う服を着るときは、メイクのチークとリップを服の色に寄せるとまとまります。黄みの強いニットを着るならチークもコーラル系に、青みの強いトップスを着るなら青みピンクのリップにして、顔だけ浮かないようにしましょう。

メイクは小さな面積で調整できるので、福袋の色を無駄にしないためにも「黄みの日の顔」「青みの日の顔」を用意しておくと便利です。

ボトム・アウターに回す

トップスとしては似合わない色も、ボトムやコートのように顔から離れた位置に置くと違和感が薄れます。特にブルベの人がキャメルやベージュを履く場合、トップスを白やネイビーにすればすっきり見えます。

イエベの人が冷たいグレーのスカートを履く場合も、上を生成りやベージュにすれば整います。

表:補正の基本パターン

苦手色の例補正に使うアイテム補正のポイント
黄みの強いベージュ(ブルベ)白タートル・ラベンダーストール顔に青みを置いて服の黄みを遠ざける
青みの強いラベンダー(イエベ)ベージュカーディガン・コーラルリップ首と口元を同時に温める
真っ黒(イエベ春)生成りストール・キャメルバッグ黒を顔から下げてあたたかさを足す
真っ白(イエベ秋)キャメルコート・ゴールドアクセ白の冷たさを包み込む

シーン別にどこまで使うかの判断軸

在宅・ワンマイル・送迎で使い切る

顔色がやや沈む色でも、在宅勤務や近所への買い物、子どもの送迎なら問題なく使えます。むしろここで福袋の色を消費しておけば、外で撮られる日に似合う色だけを残して着られます。「顔が暗くなるけれど着心地がいい」ものはこの枠にまとめましょう。

写真が残る日・人に会う日はシーズン内だけにする

初詣・新年会・親族の集まり・学校行事など、誰かに会ったり写真に写ったりする日は、福袋の中身のうちでも自分のシーズンに合ったものだけを使います。どうしても使いたい色があるなら、前述のストール・インナー補正をしてから着ます。

同色が3点以上ある場合は手放すことも検討する

福袋の中に「同じようなキャメルが3着」「似たような黒のニットが3着」という偏りがある場合は、使うシーンが限られていきます。1着は普段用、1着は在宅用にして、残りは早めに手放すとクローゼットが圧迫されません。パーソナルカラーに合わない色ほど、手放す決断を早くしておくと後が楽です。

買う前・開封後にやると楽になる運用

買う前に「自分の白・自分のベージュ・自分の黒」を決めておく

福袋を開けてから悩まないためには、年末のうちに自分のベーシックカラーを決めておくのが一番です。イエベ春なら生成り〜エクリュ、ブルベ夏なら青みのある白〜ライトグレー、イエベ秋ならオフ白〜ベージュ、ブルベ冬なら真っ白〜アイシーホワイト、といったふうに「自分の白」を一着用意しておけば、そこに合うか合わないかで全部判断できます。

開封したらすぐに3つに並べる

1)顔に合うので残す、2)補正すれば使える、3)手放す/人に渡す。この3列を床に作って、スマホで写真を撮っておくと、後から「これはどうしよう」と迷わなくて済みます。とくにオンラインで買った福袋は返品期限があるので、開封後すぐにこの仕分けをしておきましょう。

似合わない色だけで一度コーデを組んでみる

意外と使えるのがこの方法です。似合わない色同士でも、顔の近くに自分のシーズン色を一枚挟んで、ボトムを自分色にすれば「家でなら着られるセット」になります。まとまらなかったものだけを最終的に手放せばいいので、無駄が出にくくなります。

Q&A(よくある疑問)

Q1. 全部苦手色だったときはどうすればいいですか。
A. 顔から離れる順に使っていきます。ボトム→アウター→部屋着→手放す、の順です。それでも色が強くて使えないときは、早めに出品して、自分のシーズンのアイテムに買い替えたほうが結果的に安上がりです。

Q2. 柄物が多くて色が読めません。
A. 柄の中で一番面積が大きい色が自分のシーズンに合っていれば使えます。イエベなら生成り・ベージュ・黄みブラウン、ブルベならグレー・白・青みピンクが入っているかを見てください。

Q3. 子ども用やメンズが混ざっていました。
A. 自分のシーズンに合わないなら無理に着ず、家族に譲るか、帽子・マフラーなど顔から離して使ってください。とくにメンズの濃いネイビーや黒はブルベ冬の人が使いやすいので、シーズンが合う人に回すと喜ばれます。

Q4. 在宅用に着るとしてもくすんで見えるのが気になります。
A. メイクで血色を足せば大抵は解決します。イエベはコーラル・アプリコット、ブルベはローズ・プラムなど、自分のシーズンのチークをしっかり入れることで、服のくすみよりも肌の潤いに目がいくようになります。

Q5. 来年も同じブランドの福袋を買っていいですか。
A. 今年入っていた色が自分のシーズンに寄っているならリピートしても構いません。逆に、明らかに自分と逆側の色が多かったなら、来年は同じブランドでも違う価格帯にするか、色が選べる初売りに切り替えたほうが安全です。

用語辞典

福袋の偏り:同じトーン・同じ色味・同じ温度の色が複数入ってしまい、コーディネートの幅が狭くなること。
自分の白:自分のパーソナルカラーで最も顔が明るく見える白。これを基準にするとほかの色の合否がわかる。
補正:似合わない色を似合うように近づける工夫。

ストール・インナー・メイクで色の温度を合わせることを指す。
シーズン内でそろえる:イエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬といった自分のグループの色だけで顔まわりを構成すること。くすみ・くろずみを防ぐ最短ルート。

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