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パーソナルカラー別×営業職の信頼感コーデの色心理完全ガイド|初対面で“任せられる人”に見せる色設計

営業職は「何を言うか」「どんな資料を持ってくるか」で評価されているように感じますが、実際の現場では最初の3秒〜30秒で“聞く準備ができるかどうか”がもう決まっていることが多く、そのきっかけの多くが色と明るさと清潔感です。

たとえば、同じ説明をしても暗いグレーが顔色を沈めている日は「元気がなさそう」「今日は時間を短めにしておこう」と受け取られがちで、逆に顔まわりに似合う白や淡ブルーを持ってきた日は「今日は相談までしてしまおう」と距離を詰めてもらいやすくなります。

ここでやりがちなのが、スーツ=ネイビーか黒にしておけば安心という発想だけで固定してしまうことです。ベースの色は合っていても、その日の肌のトーンや相手企業の空気と噛み合っていないと、どこかに「強そう」「かたい」「偉そう」「若すぎる」「営業っぽすぎる」といった余計な情報が乗ってしまいます。

結論はとても単純で、①ジャケットとボトムは“信頼されやすい色域”(ネイビー・グレー・落ち着いたベージュ)に合わせ、②顔に近いところだけ自分のパーソナルカラーに寄せ、③その日の目的に合う色心理をネクタイやスカーフに一滴足す、この3段階さえ守れば、初回訪問・再訪問・価格交渉・役員プレゼン・オンライン商談といった異なる場面でも一貫して「この人に任せていい」を引き出せます。

しかもこの方法は、金融・保険・不動産・BtoB機械・広告・自治体向けといった服装ルールの幅が広い業界でも調整しやすく、男女どちらの営業スタイルにも転用できます。ここでは、色が信頼にどう作用するかを心理面から説明し、そのうえでパーソナルカラー4タイプ別の安全領域→アイテム別の寄せ方→シーン別・業種別の色切り替え→よくある失敗と処方→用語辞典までを一気にまとめます。

読み終えたときには、明日の訪問の服が「理由を持って選べる」状態になっているはずです。

目次

営業現場で色が“信頼”に直結する理由を分解する

営業という職種は、他の職種よりも**「まだ中身を知られていない時間」**が長い仕事です。商談の冒頭やアポイントの入り口では、相手はこちらのスキルを知らないので、見た目の整い方=仕事の整い方という仮の評価を一度置きます。

このときに色がそろっていると「準備してきた人」「会社を代表している意識がある人」と認識され、逆に色がバラバラだったり顔色だけが沈んでいると「説明は丁寧かもしれないけど資料は後で見よう」「今日決めなくてもいいかな」と後回しにされやすくなります。つまり色は、話の中身の説得力を上げる前提づくりとして先に効いているのです。

さらに、営業の相手は社長・役員・部長・現場リーダー・受付・経理・ユーザーなど立場がさまざまで、誰が“最初のOK”を出すか分からないという特徴があります。

このとき、色が落ち着きすぎていると現場スタッフには「固い」、カジュアルすぎると役員には「軽い」と映ってしまうので、基本は中明度の信頼色で全方位に無難にしておき、顔に近いところで自分の良さを出すというやり方が一番安全です。

第一印象で見られている三つの場所と、それぞれの役割

顧客が最初に無意識で見ているのは、①顔と首まわりの明るさと温度、②胸元やネクタイ・スカーフなどの“情報が出ているゾーン”、③全身を見たときの明度の高さと清潔感の三つです。顔と首が明るく血色よく見えていれば「体調が良さそう」「話が早そう」と受け取られ、胸元が落ち着いた色なら「主張しすぎない」「ビジネスの場を分かっている」と感じてもらえます。

全身の明度が高すぎるとカジュアルに寄り、低すぎると威圧的に寄るので、中明度で7〜8割まとめて、残り2〜3割で自分に寄せるイメージがちょうどいいバランスです。

信頼されやすい色・警戒されやすい色を人がどう見ているか

ビジネスで信頼に寄せやすいのは、ネイビー・グレー・ベージュ〜キャメルの落ち着いた中明度〜やや暗めのゾーンです。ネイビーは「誠実・堅実・きちんと準備している」、グレーは「中立・冷静・公平」、ベージュ〜キャメルは「親しみやすい・人当たりがやさしい」といった印象を生みやすく、どの業種でもまず外しません。

反対に、黒の面積が大きすぎる・真っ赤が大きい面である・黄緑やビビッドオレンジがコーデの中心にあると、人は「権限の強い人」「感情が強そうな人」「自己主張が強そうな人」と読み取りやすく、初回の「話を聞いておこう」という気持ちを弱めてしまいます。こうした色は小さな面積でアクセントに回すか、会社カラーを示すポイントに限定するのが賢いやり方です。

色心理をパーソナルカラーに載せるとはどういうことか

「誠実さを出すからネイビー」「不快感を与えないからグレー」といった色心理の定番は、そのまま使っても一定の効果があります。ただし肌が黄みに寄っている人が冷たすぎるネイビーを着ると顔だけがくすみ、逆に青白い肌の人が黄みの強いベージュを大面積で着ると疲れて見えます。

そこで、同じ“誠実さを出すネイビー”でも、自分のベースに寄せたネイビーを選ぶのがポイントです。イエベなら少しあたたかい紺、ブルベなら冷たく深い紺。グレーなら、イエベはベージュ寄りのグレージュ、ブルベは青みのあるクールグレー。このように色心理はそのまま、温度と明度だけ自分に合わせると、肌色を犠牲にせずに信頼感を保てます。

表:営業現場での色と印象のざっくりマップ

色域相手に伝わりやすい印象向く場面注意点
ネイビー誠実・堅実・知的・会社を背負っている初回訪問・法人営業・金融・保険の契約日顔が沈む人はシャツを明るくし、胸元に白を足す
グレー中立・冷静・比較や条件を丁寧に詰める人見積もり調整・複数社比較中・社内説明を控える日青白く見えるタイプはベージュ小物で温度を足す
ベージュ・キャメル親しみ・柔らかさ・家庭的・相談しやすい個人顧客・長時間滞在・既存深耕・女性客が多い日カジュアルになりすぎないよう素材とシルエットを端正に
ホワイト〜淡ブルー清潔・爽やか・若々しい・透明感夏場の訪問・オンライン商談・説明会汚れ・黄ばみが出ると一気に逆効果。予備を持つ
黒・濃い茶威厳・権威・責任を持つ・値付けに自信あり重要なプレゼン・役員同席・トラブル収束面積を絞る・顔の周りは必ず明るくする

パーソナルカラー別|営業職が選ぶべき“信頼の色幅”と季節・性別での寄せ方

ここからは、イエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬の4タイプに分けて、営業として外さない色の幅を示します。どのタイプでも大きな考え方は同じで、「ベースは業界に合わせる」「顔まわりは自分に合わせる」「目的の色心理はネクタイやスカーフにだけ乗せる」という三層構造です。さらに今回は、男女での見え方の違いと季節でのトーン調整も一緒に書き足しておきます。

イエベ春(スプリング)の信頼コーデの考え方

イエベ春は、明るくあたたかい色で顔が一気に華やぐタイプです。営業では、明るめのネイビー・青すぎないスチールグレー・ライトベージュをジャケットやパンツに使い、シャツはオフホワイト・クリームホワイト・淡いコーラルがかった白を選ぶと、親しみやすさと誠実さを同時に伝えられます。

男性なら、ネクタイに黄みを含んだネイビーの小紋・オレンジベージュのストライプ・ミントをほんの少し含んだ柄を持ってくると、顔色とのつながりが非常に良くなります。女性なら、スカーフや細いアクセサリーにアプリコット・コーラル・明るいサーモンを一滴入れると、柔らかいのにきちんとした印象を作れます。

避けたいのは、冷たくくすんだグレー一色・青みの強い紺を大面積で着ること。顔だけ黄ぐすみし、夕方の訪問で「疲れている?」と言われやすくなります。春夏は白を多めに、秋冬はキャメルや砂色を多めに振ると、季節感も失わずに済みます。

ブルベ夏(サマー)の信頼コーデの考え方

ブルベ夏は、柔らかく上品な色で「落ち着いて話ができる」印象をつくるのが得意です。営業では、グレー〜ブルーグレー・くすみネイビー・ラベンダー寄りのライトブルーなどをジャケットに、シャツは青みを感じる白・ごく淡いサックスブルー・グレイッシュピンクにします。ここにワインをかすかに含んだストライプや、グレー×ネイビーの細かい柄のネクタイを合わせると、知的さとやわらかさが両立します。

女性の場合は、ライトグレーのジャケットに青み白のブラウス、ラベンダー〜モーブのスカーフで顔まわりに血色を足すと、画面越しでも落ちません。全体を淡くまとめすぎるとぼんやりしやすいので、靴・ベルト・バッグはネイビーやダークブラウンで少し引き締めるのがコツです。黄みの強いキャメルやマスタードは、肌の青みとぶつかってくすんで見えるので、営業日には避けておくと安心です。

イエベ秋(オータム)の信頼コーデの考え方

イエベ秋は、深みがあり落ち着いた色で「任せて安心」の空気を出しやすいタイプです。営業では、キャメル・モカ・オリーブグレー・やや黄みのあるネイビーをベースにすると、知的でありながら親しみやすく見えます。シャツは真っ白よりもオフホワイト・エクリュ・ライトベージュのほうが肌と自然につながります。

ネクタイやスカーフは、深めのグリーン・ボルドー・テラコッタ・焦げ茶の入った柄を選ぶと、価格の話や長期提案でも落ち着きが伝わりやすくなります。男性なら、キャメルジャケット×エクリュシャツ×グリーン系ネクタイで、誠実さと包容力を同時に出せます。

女性なら、モカジャケットにベージュブラウス、耳元にゴールドを一滴で、柔らかいがきちんとした営業スタイルになります。青白いグレーやアイシーなパステルは顔だけがやつれたように見えるので、どうしても使うなら小さな面積にとどめます。

ブルベ冬(ウィンター)の信頼コーデの考え方

ブルベ冬は、くっきりしたコントラストとクリアな色で「できる」「スピードがある」という印象を乗せられます。営業では、濃紺・チャコールグレー・ピュアホワイトを軸にし、シャツは真っ白・青みを含んだ白・淡いブルーにします。ネクタイはディープなネイビー・バーガンディ・ロイヤルブルーなど、はっきりした色が得意ですが、顧客の前で強く見えすぎるときは細いストライプや小紋で面積を小さくすると一気に落ち着きます。

女性なら、濃紺ジャケットに真っ白のブラウス、口紅も青み寄せにすると、強さはあるのに清潔で話しやすい印象に寄せられます。黄みが強いベージュや、くすみの強いブラウンは、冬の肌の透明感を打ち消すので、営業の勝負日には避けておきましょう。

表:タイプ別・営業で外しにくい配色(拡張)

タイプジャケット・パンツシャツ/ブラウスネクタイ・スカーフ季節の寄せ方避けたい色
イエベ春明るめネイビー・ライトグレー・ベージュオフ白・クリーム白・淡コーラル黄み紺ストライプ・アプリコット・ミント入り小紋春夏は白多め・秋冬はキャメルを増やす青みが強すぎる紺・冷灰色
ブルベ夏ブルーグレー・くすみネイビーライトブルー・青み白・グレイッシュピンクワイン入りストライプ・ネイビー細柄・ラベンダー系夏はライトブルー多め・冬はネイビーを濃くマスタード・黄土色
イエベ秋キャメル・モカ・オリーブグレーオフ白・エクリュ・ライトベージュ深緑・ボルドー・テラコッタ・焦げ茶入り柄秋冬は深色を主役に・春はベージュで軽く青白いグレー・アイシー系
ブルベ冬濃紺・チャコール真っ白・淡ブルーネイビー・バーガンディ・ロイヤルブルー夏は白を多く・冬はコントラストを強める黄みベージュ・くすみ茶

アイテム別に見る:ジャケット・シャツ・ネクタイ・小物の色の寄せ方をさらに具体化

営業で色を扱うときに失敗しやすいのは、「全部を自分色にしてしまう」か「全部を会社基準にしてしまう」ことです。これはどちらも極端で、前者は顧客の場に合わず、後者は自分の顔色を落としてしまいます。そこでアイテムごとにどこまで場に合わせ、どこから自分に寄せるかを決めておくと、毎朝の支度が速くなります。

ジャケット/スーツでやること

ジャケットは場に一番合わせるべきパーツです。金融・保険・官公庁・大手の一次下請けが相手なら、まずはネイビー・チャコール・中濃グレーに寄せておけば安心です。ベンチャー・広告・ITスタートアップや、私服に近いお客様が多い場合は、ライトグレー・ベージュ・やや柔らかいネイビーまで許容できます。

このときパーソナルカラー的には、イエベは黄みを含むグレーや紺、ブルベは青みを含む紺やグレーを選ぶと、顔色とスーツが自然につながります。ジャケットを買うときは、室内照明だけでなく屋外光とオンライン会議用のカメラでも色を確認しておくと、後で「画面だとくすむ」という失敗を防げます。

シャツ/ブラウスでやること

シャツは顔の調子を整える装置です。ここを自分のパーソナルカラーに近い白・ブルー・ベージュに寄せると、寝不足の日や花粉・冷房で肌が赤くなっている日でも、ある程度まではカバーできます。イエベ春・秋は真っ白よりオフ白〜生成り、ブルベ夏・冬は真っ白〜ライトブルーが安定です。

ストライプを入れる場合は、線を細くして情報量を抑え、ちらっと見えたときに「元気」「清潔」「若さ」が伝わるようにします。営業で長時間の訪問が続く日は、防汚・防シワ・やや光沢のある素材を選び、色の美しさを一日中キープしましょう。

ネクタイ・スカーフでやること

ネクタイやスカーフは色心理を最も載せやすいパーツです。誠実さを前に出したい日はネイビー基調、親しみやすさを出したい日はベージュやくすみピンク、プレゼンやキックオフで印象を残したい日は深い赤やバーガンディ、と目的別に色を決めておきます。

パーソナルカラーに合わせる場合は、イエベは黄みを含んだ紺や赤、ブルベは青み寄せの紺や赤紫にすれば、同じ“信頼の赤・紺”でも自分専用にできます。柄は細め・面積小さめ・背景色はベース色に近くの順で選ぶと、どの顧客にも乱暴に見えません。

小物(バッグ・ベルト・靴・名刺入れ)でやること

小物は細部まで整っている人だと感じさせるパーツです。スーツがネイビーやグレーなら黒かダークブラウン、ベージュ系ならキャメル〜ミディアムブラウンにしておくと、名刺交換や着席時にちぐはぐさが出ません。

女性の場合は、ビジネスバッグだけ自分のパーソナルカラーに近い淡色にしてもよく、名刺入れを同系色にすれば、商談でちらっと見えたときに「色まで考えている人」という印象を足せます。雨の日や外回りが多い日は、防水の黒・ネイビー・ダークブラウンを使って色を乱さないようにします。

シーン別・業種別の色の使い分けを現場レベルで

営業と一口に言っても、初回訪問とクレーム対応と役員向け提案書の説明では、求められる温度が違います。ここでは最低でもこの色なら断られにくいというラインをシーン別・業種別に置いておきます。

初回訪問・新規開拓の日

まだあなたを知らない相手には、会社の信頼と自分の誠実さを同時に見せる必要があります。ネイビーかグレーをベースにし、シャツを自分のパーソナルカラー寄せにします。ネクタイ・スカーフは無地〜細柄にして、情報を乗せすぎないことが第一です。ここで奇抜な色を入れると、話の内容より見た目の印象が強く残ってしまいます。

価格交渉・条件詰めの場

落ち着きと中立性が求められます。グレーやブルーグレーをベースにし、イエベならオフ白やベージュで温度を足し、ブルベなら青み白で冷静さをキープします。ネクタイは濃すぎず、柄も細かめにして、感情より数字を優先していることを伝えます。

役員・上層部へのプレゼン

権威と準備の良さを見せたい場です。濃紺やチャコールをベースに、パーソナルカラーに近い白・淡ブルーで顔を明るくします。ブルベ冬はそのままでよく、イエベ秋はネクタイやピンであたたかさを足すと硬くなりすぎません。ここでは靴やバッグも黒〜濃茶でそろえておき、色の情報を増やしすぎないことが大切です。

カジュアルな打ち合わせ・リモート商談

画面越しでは顔の近くの色がすべてになります。背景が白いなら自分も真っ白だと溶けてしまうので、ブルベはライトブルーやラベンダー、イエベはベージュやコーラル寄せにして、背景とのコントラストを適度につけます。アクセサリーやスカーフは光を拾うものにしておくと、カメラでも表情が伝わります。

展示会・イベント・説明会

人が多く情報量も多い場なので、ベースは落ち着いた色にしつつ、会社カラーやネームホルダー、スカーフでアクセントを足します。ここで自分のパーソナルカラーから大きく外れると疲れて見えるので、顔の近くは必ず自分色に寄せます。写真を撮られる可能性があるときは、テカりにくい素材・シワになりにくい素材を選んでおくと一日中印象が保てます。

表:シーン別おすすめ配色(実務向け)

シーンベース色顔周りの寄せ色目的備考
初回訪問ネイビー・グレー各タイプの白・淡ブルー・淡ベージュ誠実・会社を代表情報量は最小限に
価格交渉ブルーグレー・ライトグレーイエベはオフ白、ブルベは青み白中立・冷静・感情を抑える小物で温度を微調整
役員プレゼン濃紺・チャコールベースに近い無地タイ権威・準備の良さ靴・バッグも濃色で統一
リモート背景に近い中明度自分のパーソナルカラーの顔色UP色画面でくすまない光沢少なめが安全
イベント落ち着いたベース+企業色顔まわりは自分色印象を残す・写真対応汗・シワ対策をセット

Q&A(よくある疑問をさらに深掘り)

Q1. 社内規定でスーツがネイビー一択です。パーソナルカラーはどう入れればいいですか?
ネイビーの温度を変えるのが難しい場合は、シャツとネクタイ・スカーフで自分のベースに寄せます。イエベならオフ白・コーラル寄せの柄や黄みのある紺、ブルベなら真っ白・ライトブルー・青みのある紺にすれば、同じネイビーでも顔の見え方は大きく変わります。名刺入れやペンケースを自分色にするのも有効です。

Q2. 黒いスーツしか持っていないのですが、重たく見えます。
黒をベースにするなら、顔の近くに明るさを集中させます。白〜淡いブルーのシャツ、光をよく返す淡いスカーフやアクセサリーを使えば、黒でも威圧感を減らせます。イエベならオフ白やベージュで温度を足し、ブルベなら真っ白でコントラストをはっきりとります。

Q3. 顔が赤くなりやすいので、赤みが悪目立ちしない色は?
ブルーグレーや明るいネイビーにしておくと、赤みが落ち着いて見えます。イエベの場合はオフ白〜ベージュにすると、赤みが肌色としてなじみます。ネクタイを赤系にするのは避け、青みのある柄に寄せると安心です。

Q4. 女性営業でスカートを履くときの色は?
ジャケットと同じか、半トーン暗い色が安全です。トップスを自分のパーソナルカラーに寄せ、スカートは場のトーンに合わせると、清潔感と信頼のバランスがとれます。足元は黒・ネイビー・ダークブラウンなど、ジャケットに近い色にしておくと一体感が出ます。

Q5. 季節で色を変えたほうがいいですか?
変えたほうが顧客の目には新鮮です。ただしベースの考え方(自分色は顔の周り、信頼色はジャケット)を崩さず、春夏は明るく・秋冬はやや深くする、程度にとどめると失敗しません。夏だけ明るいベージュにして、冬は濃紺やチャコールに戻す、といったサイクルが扱いやすいです。

Q6. オンライン会議で社内と社外をはしごするときはどうすれば?
社外に合う色を基準にしておき、社内でだけアクセントを足します。たとえばネイビージャケット+ライトブルーシャツで外部、社内ミーティングのときだけスカーフやピンで自分の色を足すと、画面上は一貫性がありつつ変化も出せます。

Q7. メイクの色もパーソナルカラーに寄せるべき?
寄せたほうが顔色と服の色のつながりが良くなります。ブルベは青みのあるピンク・ローズ、イエベはコーラル・アプリコット寄せにし、口紅は“きれいに色があるが主張しすぎない”ラインにしておくと、営業らしい清潔感が保てます。

用語辞典(やさしい言い換え・営業版)

信頼色:営業で安心・誠実・整理されている印象を出しやすい色。ネイビー・グレー・落ち着いたベージュなど。
寄せ色:会社や顧客のトーンに合わせつつ、自分のパーソナルカラーに近づけた色。顔まわりに使うと効果が大きい。
中明度:極端に明るくも暗くもないちょうどいい明るさ。ビジネスで場を荒らさない。
清色:濁りが少なく澄んだ色。ブルベ冬やブルベ夏が得意。
濁色:少しベージュやグレーが混ざった落ち着いた色。イエベ秋や大人っぽく見せたいときに向く。
色心理:人が色を見たときに無意識で抱く「誠実そう」「親しみやすい」「威厳がある」などの印象。営業ではこの印象を先に整えてから説明に入るとスムーズ。
顔周りの色を上げる:シャツ・ブラウス・スカーフ・口紅など、首から上に近いところに明るく似合う色を置き、顔色を良く見せること。
場のトーン:訪問先のオフィスや業界でよく見られる色の空気。まずここに合わせてから、自分の色を足す。

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