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骨格ウェーブがやりがちNGトップスと正解チェンジ術|重心アップで即細見えする着こなし完全ガイド

「短くすると子どもっぽい、長くすると重い」「ふわっと可愛いはずが着太り」「胸元がつぶれて顔まわりが暗い」——。骨格ウェーブは上半身が華奢で下半身に重心という魅力を持つ一方、トップス選びで丈・襟の開き・肩線・生地の落ち感が少しズレるだけで、たちまち重心が下がり、体が沈んで見える落とし穴があります。

結論はシンプル。丈は短丈〜腰骨ジャスト/襟は細めのU・浅V・スクエア/肩はセットインで薄肩パッド/生地は軽くて落ち感。さらに第一ボタンや切替は高めウエストはほんのりシェイプ。この“軽さ×上重心×細い直線”の軸さえ守れば、誰でも今日から胸はふんわり・顔は明るく・脚は長くが再現できます。

本稿は、原理→NGと正解→アイテム別→シーン別→季節/素材→悩み別→数字基準→買い物&お直し→Q&A/用語辞典の順で徹底解説します。


目次

骨格ウェーブの“設計図”——上に軽さ、下はすっきり

体の特徴と起きやすいこと

上半身が薄く華奢・腰から下にボリューム。重い生地や長い丈で重心が一気に下がる。首〜肩まわりは細いので詰まり襟・厚い肩パッドで窮屈に見えやすい。

似合う基本設計

短丈〜腰骨ジャスト細めラペルorノーカラーセットイン袖落ち感のある薄〜中薄第一ボタンは高めウエストは指2本ぶんのくびれ。前端や縦タックで“細い直線”を作る。

避けたい要素

ヒップをすっぽり覆う長丈厚硬・起毛強太ラペル・太いリブドロップショルダー強大きいフラップや大ポケット低い切替

表:骨格ウェーブ×トップス 原則早見表

観点正解の軸避けたい理由
短丈/腰骨ジャストヒップ下重心が下がり脚が短く見える
細U・浅V・スクエア詰まり/太ラペル顔まわりが硬く大きく見える
薄肩パッド/セットイン厚パッド/強ドロップ横に広がる
生地薄〜中薄・落ち感厚硬・ゴワつき面が大きく重く見える
切替高位置・細い直線低位置・横切替胴長・下重心に見える

やりがちNGトップス→正解チェンジ術(置き換えテンプレ)

NG1:首詰まりクルー×厚手スウェット

何が起きる? 首が詰まり顔が丸く大きく、厚地で上半身が沈む
正解チェンジ広めU/浅V薄スウェットorスムースへ。裾は短丈か前だけ少し入れて脚長。小さめアクセで光を足す。

NG2:肩落ち強めのビッグT

何が起きる? 肩の線が外へ落ちて二の腕が太く、裾の面積で下重心
正解チェンジ肩ジャストのコンパクトT短め丈袖は細めで手首を見せると全身が軽い。

NG3:厚手タートル/モコモコニット

何が起きる? 首〜肩の体積が増え顔が埋もれる
正解チェンジ薄手リブタートルショートカーデ首元はすき間をつくり、縦のリブ細でほっそり。

NG4:長丈ブラウスの横広がり

何が起きる? ヒップを覆う長さ脚短・胴長に。
正解チェンジ短丈/前だけ浅入れ/高め切替比翼や前立てが細いものを選ぶ。

NG5:大きいフラップポケット/太ベルト

何が起きる? 下部に重さが出て腰回りが膨らむ
正解チェンジ玉縁ポケット/細ベルト。ベルト位置はみぞおち〜ウエストやや上で上重心。

表:NG→正解 置き換え表

NGトップス起きる問題正解チェンジワンポイント
厚スウェット×詰まり顔大/沈む広U・浅V×薄地小粒アクセで光を足す
肩落ちビッグT二の腕太/下重心肩ジャスト×短丈袖細め+手首見せ
厚タートル/モコ顔が埋もれる薄リブタートル+ショート羽織縦リブ細で首長
長丈ブラウス胴長・脚短短丈/浅入れ/高切替比翼・細前立て
大フラップ/太ベルト腰膨張玉縁/細ベルト高位置みぞおち周りで留める

アイテム別攻略:ブラウス/ニット/カットソー/シャツ/羽織

ブラウス

設計比翼/細前立て小さめ襟orノーカラー高め切替
素材トロミ/マットサテンなど落ち感。
着方前だけ浅入れ袖は一折りで手首骨を見せる。

ニット

設計細リブ/天竺浅V/スクエア短丈〜腰骨
着方細ベルトでみぞおち近くを絞り、ペンダントは小粒縦長

カットソー

設計スムース/フライス中薄広U/ボート浅め
着方前中心に細い縦の要素(ピンタック風/細バインダー)で“面”を分割。

シャツ

設計小襟/細ヨーク/細カフス
素材ブロード細番手/テンセル混で軽く。
着方短丈or浅入れ上2つ目まで留め透明感を確保。

羽織・軽アウター

設計ショート/腰骨ジャスト薄肩パッド細ラペルorノーカラー
効果重心が上がりスカート/ワンピとも好相性。

表:アイテム別ベスト仕様

アイテム襟・首元生地縦線の作り方
ブラウスノーカラー/小襟セットイン短丈〜腰骨トロミ/サテン比翼/細前立て
ニット浅V/スクエアジャスト短丈細リブ/天竺細リブ縦強調
カットソー広U/浅ボートジャスト短丈〜浅入れ中薄スムース中心細タック
シャツ小襟ジャスト短丈〜浅入れ細番手ブロード細ヨーク/前立て
羽織細ラペル/ノーカラー薄肩パッド腰骨軽く落ち感前端直線

シーン別コーデ:通勤・休日・行事・在宅・旅行

通勤:信頼×軽やか

ノーカラーブラウス(比翼)+ハイウエストIスカート+甲浅パンプス短丈ジャケットを重ね第一ボタン高めで脚長。

休日:抜けと可愛げ

短丈ニット+マーメイドスカート+小ぶりバッグ浅Vで顔を明るく、細ベルトをみぞおち付近に。

行事/写真:上品な静けさ

マットサテンの短丈ブラウス+タイトスカート+7cmヒール小粒パールを一点で。

在宅/オンライン

スムースの広Uカットソー+テーパード前中心の縦要素が画面で効く。

旅行・移動

テンセル混シャツ短丈+ワンピの上ストレッチ裏地の軽羽織で皺が戻りやすい。

表:シーン別の色・素材・小物配分

シーン色の軸素材感小物ねらい
通勤ネイビー/グレージュマット/トロミ甲浅/小さめバッグ端正×軽さ
休日ラベンダー/ミルク天竺/薄ニット細ベルト上重心
行事ネイビー/黒/白マットサテン小粒パール写真映え
在宅明るめ無地スムース最小限画面で縦線
旅行淡色+デニムテンセル混斜め掛け小軽量・動きやすい

季節・素材別の正解(春夏秋冬)

トロミツイル/テンセル混広U/浅Vで首元に光。短丈羽織が万能。

極薄スムース/シアー裏地ノースリ+羽織前開けの縦線を足す。

マットサテン/薄ウール短丈ジャケットで面を整え、濃色で引き締め。

薄ウール×ストレッチ裏地薄タートル+短丈Vニット厚手起毛は回避

表:季節×推奨素材×首元処方

季節素材首元補足
トロミ/テンセル広U/浅V短丈羽織で重心UP
極薄スムースノースリ+羽織前開けの縦線
マットサテン/薄ウール浅V/スクエア濃色で面を整える
薄ウール+伸び裏地薄タートル+V厚手起毛は避ける

悩み別“微調整”(胸・二の腕・お腹・身長・顔周り)

胸がつぶれて見える

原因:詰まり襟/重い生地。対策広U/浅V/スクエア小粒ペンダントで光を入れる。高め切替で胸下に余白。

二の腕が気になる

原因:肩落ち/太袖。対策肩ジャスト袖幅細め手首見せ前開けで縦線を足す。

お腹・腰回り

原因:長丈・大フラップ。対策短丈細ベルトを高位置玉縁ポケットで薄く。

低身長/高身長

低身長着丈50〜58cm小物小さく
高身長60〜64cmまでOK、身幅を広げすぎない

顔周りがもっさり

対策耳掛け・低めお団子前髪を軽く襟は細めで顔を小さく。

表:悩み別OK/NG

悩みOKNG
胸つぶれ広U/浅V×高切替厚肩パッド×詰まり
二の腕細袖×手首見せドロップ強×太袖
腰/お腹短丈×細ベルト長丈×大フラップ
低身長短丈×小物小長丈×太ラペル
高身長60〜64cm×細シェイプだぼ短丈

数字で失敗しない:着丈・肩幅・襟・身幅の基準

着丈・肩幅・身幅

着丈:身長×0.36〜0.40(160cm→57〜64cm)。肩幅:自分の肩幅**±0〜1cm**。身幅:バスト実寸+8〜12cm

襟・ボタン位置

ラペル/バインダー幅細め(5.5〜7.0mm相当)第一ボタンみぞおち〜アンダーバストゴージ鎖骨やや下

試着チェックリスト

  • 丈が腰骨上〜ジャストで止まる
  • 肩頂と袖山が一致
  • 前開けで“縦の余白”がボタン2個分
  • 手首骨がのぞく
  • 裏地は薄くて伸びる

表:数値基準まとめ

項目安全帯NGサイン直しのヒント
腰骨上〜ジャストヒップ下裾上げ/短丈型へ
±0〜1cm外へ落ちるサイズ見直し
細幅/鎖骨下の余白太幅/詰まり細め・高ゴージへ
ボタンみぞおち付近低く胴長高位置へ付け直し

買い物&お直しガイド

店頭・オンライン共通チェック

1)が短丈〜腰骨で止まるか。
2)が細く顔から離れるか。
3)がジャストか。
4)生地が軽く落ちるか。
5)切替/ボタンが高位置か。

お直し費用の目安

直し目安費用備考
着丈詰め3,000〜6,000円裾仕様で変動
袖丈詰め2,000〜4,000円本開きは加算
ボタン位置上げ1,500〜3,000円脚長・上重心に
肩幅微修正4,000〜8,000円できる範囲で

Q&A(よくある疑問)

Q1. オーバーサイズは完全にNG?
A. 肩±1cm・身幅+12cm以内・丈は腰骨なら“今どき”と上重心を両立。

Q2. フリルは一切だめ?
A. 小さく細いフリル顔から離して一点なら可。前中心はフラットを守る。

Q3. 冬に厚手を着たい。
A. 薄タートル+短丈ニットの重ねで体積を分割。軽コート短丈を重ねる。

Q4. シャツは似合わない?
A. 小襟/短丈/細前立てなら得意。浅入れで脚長、袖一折りで軽さを。


用語辞典(やさしい言い換え)

比翼:前ボタンが隠れる作り。面が平らに見える。
玉縁ポケット:縁だけの薄いポケット。下に重さが出にくい。
セットイン:肩の頂点に袖山が合う作り。
浅入れ:前裾をほんの少しだけ入れて脚長に見せる。
落ち感:布が下にまっすぐ落ちて面がきれいに見える性質。


まとめ:短丈×細い開き×軽い生地で“上に軽く、下はすっきり”

骨格ウェーブのトップスは、短丈〜腰骨ジャスト、細い襟の開き、軽く落ちる生地、高めの切替が鉄則。細い直線を足し、大きな装飾と重い下部ディテールを避ければ、通勤も休日も行事も華奢見え・脚長・上重心が安定して手に入ります。今日の一枚から、仕上がりの“天井”を上げましょう。

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