「似合う赤を何本も勧められて買ったのに、結局“今日この場では塗れない”と感じてポーチに眠らせている」「ブルベ向きだからと青赤を塗ったら、本人だけ冷たくて周りと調和しなかった」「婚活写真の日にいつもより大人めの赤を塗ったら、肌が一段くすんで老けたように写ってしまった」。
こうした“赤リップの事故”は、赤そのものが悪いのではなく、パーソナルカラーが示す色温度・明度・清濁に合っていない赤を、場面ごとの“求められるテンション”に合わせずにそのまま塗ってしまったから起きています。赤はほかの口紅と違い、ほんの少しの温度差や質感差でも「今日はどうしたの?」と見えるほど情報量が多い色です。
しかし裏返すと、①PCで温度の方向を決める→②場面で明るさ・彩度を半歩だけ動かす→③季節・光源・服色で質感を微調整するという3段階にしておけば、同じ1系統の赤でも日中の通勤、かしこまった取引先訪問、婚活アプリ用の1枚、親族行事、オンライン会議、夜の会食まで、ぜんぶを1本の設計で回せるようになります。
この記事はその“回せる赤”をつくるための拡張版で、原理→PC別の許容域→場面別の落とし方・上げ方→季節と服の色でのつなぎ方→買い物とお直し→Q&Aと用語の順に、実際に現場で迷いやすいところを順番にほどく構成にしています。
赤リップが似合う/似合わないを分ける本当の分岐点を最初にそろえる
1. 顔・首・デコルテの“温度ライン”を一本にしてから赤を決める
赤リップが一番トラブルを起こすのは、顔だけを見て色を決めてしまうときです。多くの人は顔にファンデーションや下地で微妙なトーン補正をかけており、首や鎖骨の色よりもわずかに明るく・冷たく・黄みを抑えた状態になっています。
そこに「顔だけを見て選ばれた赤」をのせると、首→あたたかい/顔→補正でやや冷たい/リップ→さらに冷たいという三層構造ができ、口だけが前に出て見えます。PCを起点にすると、本来は「首〜デコルテが持っている素の温度」とリップの温度を合わせるので、ここが最初から1本化できます。
実際の選び方としては、鏡で顔だけを見るのではなく、耳・首・鎖骨・胸元までを一緒に映して、赤がどこに一番自然につながるかを見てください。それでつながる方向が、その人の“赤の温度”です。
2. 明度と彩度は“肌との距離”と“場面の距離”で決める
赤は、肌との距離が近いほど明るく、場面との距離が遠いほど落ち着かせると整います。肌との距離が近いのはチークや日中のオフィスで、ここでは肌より0.5〜1.0段だけ明るくて、彩度を少し落とした赤がもっともなじみます。
場面との距離が遠いのは、ステージ・夜の会食・写真撮影・オンライン配信など、距離や光が入るシーンで、ここでは肌より1.0〜2.0段暗め・あるいは彩度を半歩上げた赤に振った方が画面で色が死にません。
逆に言うと、日中の職場で、肌より2段暗いボルドー系をマットで塗ると一気に「今日はなぜこのテンション?」になり、夜の写真で肌より2段明るいコーラルを塗ると光に飛ばされて口が消えます。この“肌距離×場面距離”を図にすると、次のような四象限で考えると選びやすくなります。
表:肌距離×場面距離で見る赤リップの選び方
| 肌との距離 | 場面との距離 | 選ぶ赤の明度/彩度 | 具体例 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 近い(日中・対面) | 近い(オフィス・面談) | 肌+0.5段明るい/彩度やや低め | コーラル寄り・ローズ寄りを指づけ | 一番なじませるゾーン |
| 近い | 遠い(オンライン・スピーチ) | 肌+0段〜−0.5段/彩度ふつう | やや青赤・ややテラコッタ | 輪郭を細くする |
| 遠い(夜・写真) | 近い(食事・会食) | 肌−0.5〜1段/彩度やや高め | ベリー寄り・レンガ寄り | 見る人への圧が出すぎないように質感で抜く |
| 遠い | 遠い(舞台・撮影) | 肌−1〜2段/彩度高め | ピュアレッド・ディープレッド | 線やツヤで中央を立てる |
3. 質感と塗り方で“昭和っぽさ”と“今っぽさ”を分ける
赤を塗ったときに「一気に昔のメイクに見えた」というときは、ほぼ必ず色も輪郭も均一に・マットで・上下同じ高さに塗っているはずです。これはかっちりした場面や撮影には強いですが、日常でやると情報が多すぎます。
今の赤リップは、①輪郭はとるが口角は細く・薄く、②中央だけにツヤを足す、③上下の厚みはそろえすぎない、という3つをやるだけで一気に今の顔になります。PCで選んだ色をこの“今の塗り方”に乗せ替えると、似合う幅が一段広がります。
パーソナルカラー別に見る“これを軸にしておけば外さない赤”
イエベ春(スプリング):光を含んだあたたかい赤を最初に確保する
イエベ春は、肌そのものがやわらかく光を反射するので、光を殺さない赤が第一候補になります。コーラルレッド、ポピーレッド、朱をひとしずく入れた明るいトマトレッドはすべてこの条件に合います。
これらは日中の通勤・子どもの行事・ランチ・明るいカフェなどでも「赤すぎる」になりにくく、逆に夜の会食ではグロスを中央に足すだけで格上げできます。避けたいのは、くすんだローズレッドや、青みが強くて白が少ないロージーレッド。
これらは春の“軽さ・若さ・丸み”を消してしまい、チークも濃くしたくなって結果として重心が下がります。もし青みに寄せたい場合は、赤そのものを変えるのではなく、下に透明のプラムグロスをひと塗りしてからコーラルを重ねると、PCを壊さずに冷たさだけ足せます。
ブルベ夏(サマー):青みに寄った柔らかい赤を“セミ透け”で使う
ブルベ夏は、青み・透明感・やわらかさの3つがそろったときに一番きれいです。ですから、赤を選ぶときもローズレッド・ラズベリーレッド・青赤のうす膜タイプを選び、できれば一度ティッシュオフしてからツヤを足すと失敗しません。
夏は肌が黄ばみやすい季節に青みが沈みやすいので、日中に黄みのある服を着るときは、赤をそのままべったり塗るのではなく、**中央だけに赤・外側はピンクで囲う“二重リップ”**にするとあたたかい服ともなじみます。避けたいのは、黄みにしっかり振ったコーラルレッド、ブラウンが勝っている赤、くすんだレンガレッド。これらは夏の肌を大きく見せ、首との色差を目立たせます。
どうしても秋服に合わせてそうした赤を使いたいときは、アイメイクやチークに同じ黄みをひとさじ足して「全体で黄みに寄っている」状態をつくると許容できます。
イエベ秋(オータム):深みと黄みがある赤を“厚みをコントロールして”使う
イエベ秋は、ほかのシーズンが負けやすいテラコッタレッド・レンガレッド・ブラウンを感じる赤・カッパーレッドを、きれいに日常使いできる強みがあります。
職場で赤を使いたいときは、これらをセミマットで薄く塗り、上唇の山の輪郭を少しだけぼかします。これだけで「おしゃれしてます」ではなく「もともとこの人はこういう色が似合うんだな」という印象になります。
避けたいのは、澄んだ青赤やマゼンタ寄りの赤。肌のあたたかさと正面衝突して、口だけが前に浮きます。どうしても澄んだ青赤を使うなら、夜・写真・光が強い場所に限定し、輪郭は細く・中央を縦にツヤで伸ばすと“青赤の強さそのまま”になりすぎません。
ブルベ冬(ウィンター):高彩度の赤を“場面でだけ薄める”と回転が効く
ブルベ冬は、ピュアレッド・クリアな青赤・ベリー寄りのディープレッドのような、いわば「教科書に載っている赤」が最も簡単に似合うタイプです。問題は、それがそのままだと日中の通勤やオンライン会議には“強すぎる”ことです。
そこで冬タイプは、PCに合った赤を薄める方向にだけ技術を持っておくと回しやすくなります。たとえば、ピュアレッドを一度ティッシュオフし、中央だけをもう一度塗って周囲を指でぼかす、あるいは透明グロスで中央だけにツヤ柱を立てる、これで「赤いけれど攻撃的には見えない」状態がつくれます。
避けたいのは、黄みが強いサーモン赤、くすみが勝っているレンガ赤。これらは冬の黒髪や白い肌と質感がズレて、途端に日焼けしたように見えてしまいます。
表:PC別に似合う赤・避けたい赤の早見表
| PCタイプ | OKの赤リップ | NGの赤リップ | 見極めポイント | リカバリーの仕方 |
|---|---|---|---|---|
| イエベ春 | コーラル/ポピー/明るいトマト | くすみローズ赤/ボルドー | 肌より明るいかどうか | 青みに寄せたい日は下にプラムを1滴 |
| ブルベ夏 | ローズ/ラズベリー/透ける青赤 | 黄みコーラル/ブラウン赤 | 首と色温度が分かれてないか | 外周をピンクで囲うと戻る |
| イエベ秋 | テラコッタ/レンガ/ブラウン赤 | 澄んだ青赤/マゼンタ | 服と同じ温度かどうか | 中央だけ青赤にして外をオレンジで薄く |
| ブルベ冬 | ピュアレッド/クリア青赤/ベリーレッド | サーモン赤/くすみ赤 | 黒・白・ネイビーと一体か | ティッシュオフ→中央にだけ足す |
場面別に赤のトーンをどう動かすか(通勤・商談・婚活・行事・写真・オンライン+夜遊び)
通勤・日中:赤を“血色の延長”にしておく
日中の職場・学校・保護者会など「きちんとして見えれば十分」という場面では、赤を主役にはしません。PCで選んだ赤を指でとってポンポンと中央から外にぼかすか、一度ティッシュで量を落としてからグロスをうすく足すだけにとどめます。
イエベ春はコーラルを頬の色に寄せて薄膜に、ブルベ夏はローズを一度オフして透明ツヤで閉じ、イエベ秋はテラコッタを上唇を淡く下唇をやや濃くして立体を、ブルベ冬は青赤をセミマットで薄く塗りアイラインを細くする。これで「今日、赤だね」とは言われず「顔色いいね」とだけ言われるゾーンになります。
商談・かしこまった日:輪郭をきちんと取り、にじませない
説得力・信頼感・きちんと感が必要な日には、赤が少し強くても場面が受け止めてくれます。この日はリップライナーか先の細いブラシで輪郭をとり、上下の高さをそろえ、中央だけに薄いツヤを置きます。
イエベ春でもこの日だけはコーラル寄りより赤み寄りに、ブルベ夏はラズベリーレッドをセミマットで、イエベ秋はレンガレッドをマットに寄せて、ブルベ冬はピュアレッドをしっかり。服がネイビー・黒なら青赤方向、ベージュ・キャメルなら黄赤方向に寄せておくと、全体で“色気より信頼”のバランスが取れます。
婚活・デート・写真映え:強さを1段弱めて“やさしさ”に寄せる
異性の目がある場面と、プロフィール写真・マッチングアプリ・SNSアイコン用の撮影では、赤をそのまま使うよりも中央を濃く・口角を薄く・輪郭をやや丸くするほうが受けが良くなります。イエベ春は朱を感じる明るい赤を中央だけに重ねて、外側を自分の唇色でなじませる。
ブルベ夏はローズレッドを全体に置き、中央に一段明るいピンクを重ねてふんわりさせる。イエベ秋はテラコッタレッドにバラ色をほんの少し混ぜて女性らしさを足す。ブルベ冬はピュアレッドの上に透明グロスで縦筋を1本入れて立体に。カメラは赤を必ず1段暗く写すので、実物より0.5段明るく・ツヤを多めにしておくと完成形になります。
行事・セレモニー・親族の集まり:赤を脇役にまわし、形で品を出す
卒入学式、七五三、親族の集まりなど“全員がきれいにしている日”は、赤だけが目立つと浮きます。ここではPCに合う赤の中でも最も落ち着きのあるトーンを選び、リップラインを鋭角ではなくやや丸く描きます。
イエベ春はコーラルレッドをツヤ控えめで、ブルベ夏はローズレッドを薄く、イエベ秋はブラウン寄り赤を軽く、ブルベ冬は青赤をやや暗く。光源が黄ばむ会場の場合は、ブルベは必ずチークかネックレスで青みをどこかに残しておくと、リップだけが浮きません。
オンライン・画面越し・リール撮影:中央だけを濃く・輪郭は細く
オンラインのカメラは、赤を濃く・暗く・わずかにオレンジ寄りに拾うことが多いです。ですから、PCで「ちょうどいい」と思った赤をそのまま塗ると、画面では濃く見えます。
対応としては、輪郭は細くとる・中央だけを濃くする・口角は肌色になじませるの3つをセットにします。イエベ春なら明るめ朱赤を、ブルベ夏なら明るめローズを、イエベ秋なら温かい赤を、ブルベ冬ならクリア赤を、それぞれ一段明るいものにしておくと、画面での色飛びを防げます。
夜の会食・パーティ・撮影:赤の“密度”を上げる
夜や室内での会食・ステージ・撮影では、光が弱いぶん赤の情報が削られます。ここでは逆に中央を2度塗りして密度を上げる・上下の高さを気持ちだけそろえる・輪郭をすっきりとる方向に振ります。
ブルベ冬はこの場面が最も得意で、青赤のマットでも負けません。イエベ秋はテラコッタやレンガをしっかり塗っても服の濃色と一体化します。イエベ春とブルベ夏は、中央だけを二度塗りして外側はそのまま、という差をつけると、やりすぎになりません。
表:場面別×PC別の赤リップトーン分け(詳細版)
| 場面/PC | イエベ春 | ブルベ夏 | イエベ秋 | ブルベ冬 |
|---|---|---|---|---|
| 通勤・日中 | コーラルを指で薄膜、口角は地の色 | ローズを一度オフ+透明ツヤ | テラコッタを上唇だけ淡く | 青赤をセミマットで薄く、目元は引き算 |
| 商談・会食 | コーラルより赤寄りを輪郭どおり | ラズベリーレッドをセミマット | レンガレッドを上下同厚で | ピュアレッドをマット寄りで端正に |
| 婚活・写真 | 中央だけ濃く口角を丸く | ローズ+明るいピンクで中央を立てる | テラコッタ+ローズで女性らしさ足し | 縦にツヤを1本、外は細く |
| 行事・親族 | コーラルを落ち着きトーンで | ツヤ控えめローズを丸く | ブラウン寄り赤を薄く | 青赤をやや暗くして服と合わせる |
| オンライン | 明るめ朱赤を細く中央だけ濃く | 明るめローズを中央に寄せる | 温かい赤を輪郭細く | クリア赤を一段明るくしてにじませない |
| 夜・撮影 | コーラルを二度塗りで中央濃く | 青赤にツヤを重ねて立体に | レンガをマットでしっかり | ピュアレッドをマット+中央ツヤ |
季節・光源・服色との合わせ方(春夏秋冬でイエベ・ブルベ両方記載)
春・初夏:黄みに寄る光で赤をやわらかく見せる
春は自然光が黄ばみやすく、顔の赤がほんの少しオレンジ寄りに見えます。イエベはこの季節が一番赤を塗りやすいので、コーラルレッドやトマトレッドを素直に塗り、チークも同系にすれば問題ありません。ブルベはこの黄ばみで青赤が沈みやすいので、ローズレッドを頬に近い色で囲うか、中央だけを濃くして外側をピンクにしておき、首と顔の色差を出さないようにします。
真夏・汗・マスクの日:密着を優先し、質感で軽さを出す
真夏は汗と皮脂で赤がにじみやすく、マットで塗ると一気に“頑張ったのに崩れた”ように見えます。どのPCでも、夏はティント系や軽いツヤ系で薄膜にする、中央だけを濃くして口角側はなじませるを優先してください。イエベ秋でもこの季節だけは厚みを出しすぎないほうが涼しげに見えます。
秋・冬・室内光:服の濃さと照明の黄ばみを先に読む
秋はキャメル・カーキ・ボルドーなど服も濃く、室内光も黄ばみやすいので、イエベ秋はテラコッタやレンガが一番きれいに決まります。イエベ春はこの季節にだけ“春らしさ”が消えやすいので、コーラルをややベージュ寄りにしておくと大人っぽく整います。
ブルベ勢は秋の黄ばみで青赤が浮きやすいので、ローズにベリーをひとさじ・青赤にツヤを少し落とすなど、肌との質感を合わせておくと失敗しません。冬は光が白く弱くなるので、どのPCでも中央にツヤを一点だけ足しておくと写真映えします。
表:季節・服色×おすすめの赤
| 季節/服 | イエベ向き赤 | ブルベ向き赤 | 一言メモ |
|---|---|---|---|
| 春×白/ベージュ | コーラル・トマト | ローズ(中央だけ濃く) | 黄ばみ光で青赤は外側薄く |
| 夏×ネイビー/黒 | 朱を含む赤を薄づけ | 青赤をツヤで軽く | マットは汗で重く見える |
| 秋×キャメル/カーキ | テラコッタ/レンガ | ベリーを足したローズ | 服が濃いので彩度を少し落とす |
| 冬×黒/チャコール | 朱を感じる赤+ツヤ | ピュアレッドをやや暗く | カメラなら一段明るめで |
買い物の手順とお直しの型を決めておく
買うときは、まず自分のPCで温度の方向が合っているかを見てから、同じシリーズで明るさ違い・質感違いがあるかを必ず確認します。1色だけで完璧に回そうとすると、どうしても場面とズレる日が出るからです。
最低でも「日中用の薄いツヤ」「商談用のセミマット」「夜・写真用の濃いめ」の3トーンがあると、記事でも「この3本のうちどれかを」と書きやすくなります。オンライン購入のときは、手持ちで一番しっくりきた赤を紙に塗ってスマホで撮影し、その写真を基準に“もっと青い”“もっと黄い”“もう半歩暗く”とメモしておくと、次回以降の色選びの説明にも使えます。
お直しは、強すぎた→口角と上唇の山を綿棒で削り、同温度のベージュ/ピンクを指でかぶせる、弱すぎた→中央だけ塗り足すか同色のグロスで縦にツヤを入れる、この2型を持っておけばほぼ足ります。にじみが出たら、まずパウダーで口の周りを一度さらっと押さえてから、もう一度細い線で輪郭を描き直すと崩れが見えません。
Q&A(現場で必ず聞かれること)
Q1. 歯が黄ばんで見えるのをどうにかしたいです。
A. 黄みに寄った赤・ツヤが多すぎる赤・口角までしっかり塗っている赤は歯を黄ばんで見せやすいです。PCにかかわらず、少し青みを感じる赤+中央だけツヤ+口角は薄くにすると白く見えます。ブルベ冬でなくてもOKです。
Q2. PCではブルベ夏ですが、朱赤を塗ると褒められます。
A. 首〜デコルテがあたたかい、服が暖色の日が多い、髪が黄み寄りに染まっている、というどれかがあると、顔だけブルベでも朱赤のほうが調和して見えます。PC通りの青赤も持っておき、仕事やプロフィール写真など色を正しく見せたい日に使い、日常は朱赤で回すという二本立てにすると説明しやすいです。
Q3. マットが好きなのに老けて見えます。
A. マットでも、中央だけに薄いツヤを指で重ねる・上下の高さを完全にはそろえない・口角を細くする、この3つをするとマットのかっちり感だけが残り、老けたようには見えなくなります。PCに合った色をマットにするぶんには問題ありません。
Q4. リップとチークの色がいつもけんかします。
A. 赤リップを塗ったら、チークは同温度で0.5〜1.0段明るい色にしてください。イエベ春のコーラル赤ならコーラルピーチ、ブルベ夏のローズ赤なら青みピンク、イエベ秋のレンガ赤ならサーモン、ブルベ冬の青赤ならラズベリーピンクです。これで顔の中に“赤が2本立っている”状態を防げます。
Q5. 男性・ナチュラルメイクでも赤は使えますか。
A. 使えます。輪郭を取らず、中央にだけPCに合った赤を少量置いて指でぼかすと「もともとこういう血色の人」に見えます。肌が黄みなら黄赤を、肌が透明なら青赤を、という温度だけは必ず合わせてください。
Q6. 年齢を重ねたら前の赤が似合わなくなりました。
A. PC自体は大きくは動きませんが、肌の明度と水分量が下がると、以前使えていた深めの赤・マットな赤が沈みやすくなります。同じ温度のまま、明度を半歩上げる・ツヤを増やす・塗る面積を小さくするの3つでほとんど解決します。
用語辞典(この記事で使った言い換え)
青赤(ブルーレッド)…青みを多く含んだ冷たい赤。ブルベ夏・ブルベ冬が得意で、歯を白く・肌を透明に見せやすい。
黄赤(コーラルレッド)…黄みを含んだあたたかい赤。イエベ春・イエベ秋が得意で、日中でも浮きにくく、場面を選びにくい。
セミマット…完全なマットより少しだけ光が残る仕上がり。仕事・行事・撮影などどの場面にも振りやすい。
ティッシュオフ…一度ティッシュで押さえて口紅の量を減らすこと。色の密度を下げ、にじみを防ぐのに有効。
彩度…色のあざやかさ。場面が落ち着いているときは下げ、画面・夜・写真のときは上げるとちょうどになる。
二重リップ…中央をPCに合う赤、外側をそれより明るい色で囲って温度差をならす塗り方。PCが少しずれているリップでも使えるようになる。

