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パーソナルカラー別×眼鏡フレーム素材(メタル・セル)比較|顔色アップと小顔見えを両立する完全ガイド

「似合うはずのフレームなのに顔がくすむ」「軽いはずのメタルが冷たく見える」「セルをかけると重く見える」「写真だけ老け見えする」——この違和感は、パーソナルカラー(肌の温度・明度・澄み/くすみ)とフレーム素材(メタル/セル/コンビ)・色・太さ・ツヤ、さらにサイズ数値(ブリッジ高・PD・レンズ天地)の噛み合わせがズレているから。

結論は明快です。色は肌の“温度”に合わせる/明度差は顔まわり±1段以内/ツヤは肌質にそろえる/前面の線の太さ合計は7〜8mm——この4本柱を守り、ブリッジ高・PD・天地を数値で整えれば、素材がメタルでもセルでも必ず似合う

本稿は、理論→タイプ別(春夏秋冬)→形と数値→シーン別→購入&微調整→Q&A/用語辞典の順に、今日から再現できる数値ガイドと表を添えて徹底解説します。


目次

1. 基礎理論|色温度×ツヤ×面積×反射で印象は作れる

色温度と金具/樹脂の対応

  • イエベ金色/薄金/ピンク金/ブロンズ/ブラウン系セルで血色UP。鼻パッドは琥珀色系がなじみやすい。
  • ブルベ銀色/白金/ガンメタ/グレー系セルで透明感。鼻パッドは透明/乳白が馴染む。
  • 中立(どちらにも寄りやすい)シャンパン/グレージュはほぼ全方位。

表|肌の温度×金具/樹脂色 早見

肌の温度金具(メタル)樹脂(セル)パッド色
イエベ金/薄金/ピンク金/ブロンズハバナ/キャメル/ベージュ琥珀/淡茶
ブルベ銀/白金/ガンメタグレー/グレージュ/ネイビー透明/乳白
中立シャンパングレージュ透明/薄茶

ツヤと肌質(つや/マット)の相性

  • つや肌・水分多め光沢メタル/クリアセルで一体化。
  • マット肌・皮脂少なめサテン/ヘアライン仕上げ/マットセルで落ち着き。
  • テカりが気になる日反射防止コート(無色)サテン仕上げで映り込みを抑える。

表|肌質×仕上げ(ツヤ)の指針

肌質仕上げ効果注意
つや肌光沢メタル/クリアセル若々しさ/立体感強光下でギラつきやすい
中間サテン/半ツヤセル上品/万能汗で光る日は拭き取り
マット肌ヘアライン/マットセル落ち着き/引き締めのっぺりしないよう色差を足す

面積(フレーム太さ)とレンズ天地と反射

  • 正面の線の太さ合計(上/下/左右の見える線):6〜9mmが日常の黄金域。小顔狙いの安定値は7〜8mm
  • レンズ天地30〜38mmは仕事向き、38〜45mmはカジュアル。眉下2〜4mmに上線が来ると自然。
  • 反射の管理:ライト/窓/画面の反射が強い環境ではサテン/反射防止コートを優先。

表|目的別・素材×色×ツヤ×面積の早見(拡張)

目的素材色/金具仕上げ太さ合計天地追加の一手
顔色UPメタル/セル肌温度に合わせる肌質に合わせる6〜8mm34〜40mmパッド色も肌へ
小顔優先セル/コンビ顔より1段暗い半ツヤ/マット7〜8mm36〜42mmテンプル厚で側面締め
清潔/仕事メタル中明度中立サテン6〜7mm32〜36mm反射防止コート
写真映えセル濃/銀濃背景と対比半ツヤ7〜8mm36〜42mm眉下2〜3mmに上線

2. パーソナルカラー別|メタル/セル/コンビの最適解(春夏秋冬)

イエベ春(スプリング)

キーワード:明るい・軽やか・血色。
メタルシャンパン/薄金/ピンク金細身(6〜7mm)/サテン〜軽い光沢
セルミルクティー/ハバナ薄/クリアベージュ半ツヤ、天地34〜38mm
コンビ上リム金×下リム透明セルで軽さUP。
合う形オーバル/ソフトウェリントン/小ぶりボストン
NG→置き換え:真白×銀→シャンパン/薄金、黒セル太→ハバナ薄/7mm

表|イエベ春の素材×色×形(服/メイク連携)

服色フレーム色口紅/頬メモ
白/生成り薄金/シャンパン小ぶりボストンコーラル白飛びを血色で補う
コーラル/黄緑ピンク金ソフトウェリントンアプリコット温度をそろえ軽快
小花柄ミルクティーオーバル透明感グロス柄と喧嘩せず上品

イエベ秋(オータム)

キーワード:深み・落ち着き・面の安定。
メタルアンティーク金/ブロンズ/サテン金7〜8mm、天地36〜42mm
セルキャメル/オリーブ/こげ茶ハバナマット/半ツヤ
コンビ上ブロンズ×下オリーブ透明で厚みを軽減。
合う形ウェリントン/クラウンパント/角丸スクエア
NG→置き換え:薄グレー→オリーブ、白金→サテン金

表|イエベ秋の素材×色×形(服/メイク連携)

服色フレーム色口紅/頬メモ
黒/濃紺ブロンズウェリントンテラコッタ冷たさ中和で肌色UP
カーキ/茶オリーブクラウンパントカッパー面がつながり小顔
煉瓦/錆サテン金/キャメル角丸スクエアレンガ深みを整え端正

ブルベ夏(サマー)

キーワード:柔らか・澄んだ・清潔。
メタル白金/シルバーサテン/ライトグレー6〜7mm、天地32〜38mm
セルグレージュ/ローズグレー/透けパープル半ツヤ
コンビ銀ブリッジ×薄グレージュで淡色ワントーン。
合う形小ぶりボストン/オーバル/ラウンド小さめ
NG→置き換え:黄寄りベージュ→ライトグレージュ

表|ブルベ夏の素材×色×形(服/メイク連携)

服色フレーム色口紅/頬メモ
白/薄青白金サテン/ライトグレージュ小ぶりボストンばら色白飛びを抑え透明感
ばら灰/ラベンダーシルバー/ローズグレーオーバルローズ優しく締まる
細かな柄ライトグレー/透けパープルラウンド小さめ青みピンク主張しすぎない

ブルベ冬(ウィンター)

キーワード:凛とした対比・輪郭の明確さ。
メタルシャープ銀/ガンメタ7mm前後、天地36〜42mm
セル黒/ネイビー/アイスグレー透明光沢は控えめ〜サテン
コンビガンメタ×黒セルで線を強調。
合う形スクエア/クラウンパント/太めボストン
NG→置き換え:黄土/黄みベージュ→チャコール/アイスグレー

表|ブルベ冬の素材×色×形(服/メイク連携)

服色フレーム色口紅/頬メモ
白×黒ガンメタ/黒スクエア青みレッドコントラストを整える
真白ワントーンシルバー/アイスグレー透明クラウンパントいちご赤白浮きを抑える
ネイビー基調シルバー/ネイビー太めボストンボルドー首上が引き締まる

表|タイプ別 NG→OK置き換えまとめ

タイプNG例OK置き換え理由
真白×銀/黒セル太薄金/ハバナ薄7mm白飛び・重さ回避
白金/薄グレーサテン金/オリーブ温度差での沈み回避
黄ベージュ/金光沢強ライトグレージュ/銀サテン黄ぐすみ回避
黄土/金強ガンメタ/黒/アイスグレーくすみ・ちぐはぐ回避

3. 形と数値ルール|ブリッジ高・PD・鼻盛りで“似合う”を固定

ブリッジ高と鼻パッド位置

  • ブリッジ高:フレーム上線が黒目中心の高さ±2mmに入ると安定。低すぎ→頬干渉、高すぎ→眉間強調
  • 鼻パッド目頭の延長線±1mmが自然。ズレるとレンズ面が傾き、左右の高さが違って見える。
  • 鼻盛り調整:下がる人はパッド高め、まつ毛当たりは前傾角−1度で回避。

PD(瞳孔距離)とレンズ中心

  • PD:成人女性目安58〜64mmフレームPD=自身のPD±2mm以内で目の寄り/離れ見えを防ぐ。
  • 中心高さ:レンズ上下中心が黒目中心±1mmに収まると目線がまっすぐ。
  • 玉型横幅/全幅:顔幅に対しフレーム全幅=顔幅±2mmが自然。

レンズ天地と眉/頬の接点(前傾角も含む)

  • :フレーム上線は眉のカーブに沿わせる。眉が濃い人は**上線やや太め(+1mm)**で調和。
  • :笑っても下線が頬に触れないこと。触れるなら天地−2mm鼻盛り+1mm
  • 前傾角(パンタ角)6〜10度が一般的。強すぎるとレンズ反射、弱すぎるとまつ毛当たりが出やすい。

表|顔型×形×数値の最適解(拡張)

顔型太さ天地ブリッジ前傾角メモ
角丸スクエア/ウェリントン7〜8mm36〜42mm標準8度縦ラインで引き締め
面長ボストン/ラウンド7mm38〜45mm低め6度天地で長さ緩和
逆三角クラウンパント/ボストン7〜8mm36〜42mm標準〜低7度下側に面を作る
ベースオーバル/ソフトスクエア6〜7mm34〜40mm標準8度角を丸める

4. シーン別テンプレ|仕事・休日・写真日・オンライン会議

仕事(清潔×信頼)

素材:メタル/サテン仕上げ。
:イエベ=シャンパン/ブロンズ、ブルベ=白金/ライトグレー。
数値:太さ6〜7mm、天地32〜36mm、前傾角6〜8度
ポイント反射少なめで目の表情が読める。眉下2〜3mmに上線。

休日(遊び×こなれ)

素材:セル/コンビ。
:イエベ=ハバナ/キャメル、ブルベ=グレージュ/ネイビー。
数値:太さ7〜8mm、天地36〜42mm
ポイント縁の線でコーデをまとめる。帽子やイヤリングの金具色を肌温度に合わせると一体感。

写真日(端正×輪郭くっきり)

素材:セル濃/銀濃。
:背景が白→中明度〜濃色、背景が暗→明度高め
数値:眉下2〜3mm、前傾角7〜9度
ポイントテンプル厚で側面を締め、小顔に。リップは背景と反対の明度でバランス。

オンライン会議(画面映え)

素材:反射少ないサテン/マットセル。
:画面が青白い→温度+1段(イエ寄り)へ。
数値:天地34〜38mm
、反射防止コート。
ポイント:ライトの位置を目線のやや上に置くと、レンズ反射が減る。

表|シーン×素材×色×数値(拡張)

シーン素材太さ天地前傾角ねらい
仕事メタル/サテン中立(シャンパン/白金)6〜7mm32〜36mm6〜8度清潔・視線が通る
休日セル/コンビ季節色7〜8mm36〜42mm7〜8度こなれ・小顔
写真セル濃/銀濃背景と対比7〜8mm36〜42mm7〜9度輪郭強調
会議サテン/マット温度を+1段調整6〜7mm34〜38mm6〜8度画面映え

5. 購入と微調整|店頭30秒テスト/オンライン採寸/メンテ

店頭30秒テスト(誰でもできる)

1)鏡で正面/斜め/横をチェックし、眉下2〜4mmに上線があるか確認。
2)笑って頬干渉ゼロ、鼻パッドが目頭延長±1mmかを見る。
3)白紙を頬横に当て、フレーム色の明度差±1段温度の一致を確認。
4)天井ライトの下で反射まつ毛当たりを確認(前傾角)。

オンライン採寸の順番(家で測る)

タイプ決定金具/樹脂の色(温度)明度差±1段仕上げ=肌質形(顔型×眉)数値(太さ/天地/PD/全幅)

  • 顔幅:鏡に定規を当てこめかみ外〜外を測る。
  • PD:目頭間→黒目中心の距離を左右足す(アプリ/印刷スケールでも可)。
  • 全幅:手持ちでいちばん似合う1本を測り、±2mm以内で探す。
    迷ったら中立色シャンパン/グレージュサテンから始める。

メンテと掛け心地の微調整

  • 鼻盛り:下がる→鼻パッド高め/厚めへ。
  • こめかみ痛テンプル外へ+1〜2度
  • ずり落ち耳後ろカーブ+3〜5度、または滑り止めカバー
  • くもり前傾角+1度で隙間を作る。
  • 化粧移り:下線が当たる→天地−2mm or 鼻盛り+1mm

表|困りごと×原因×その場の対処×次回の選び

困りごと主因その場の対処次回の選び
顔がくすむ温度/明度ズレ色を1段調整金具色を肌寄りに
重く見える太さ過多/ツヤ強太さ−1mm/ツヤ控え半ツヤ/サテン
目が小さく天地不足天地+2〜4mmボストン/ラウンド
ずり落ち鼻盛り不足パッド調整ブリッジ高い型
反射が強い光沢/角度サテン仕上げ/角度調整反射防止コート
まつ毛当たり前傾角不足前傾角+1〜2度天地−2mm or 鼻盛り

Q&A(よくある疑問)

Q1. メタルとセル、どちらが小顔になりますか?
A. 正面の線の太さ合計が7〜8mmならどちらでも小顔に見えます。セルは縁の“線”が明確で効きやすく、メタルはテンプル厚で側面を締められます。

Q2. 金具は金と銀どちらが正解?
A. イエベは金系、ブルベは銀系が基本。迷うならシャンパン(中立)

Q3. クリアセルは誰でも似合いますか?
A. 似合いやすいですが、黄に寄る透明はイエベ、青に寄る透明はブルベ向き。肌がつや寄りの人ほどハマります。

Q4. 太フレームは老けますか?
A. 太さ8mm超は重く見えやすいだけ。天地を+2mmし、上線を眉に沿わせるとむしろ若々しく。

Q5. マスク/帽子と合わせると重たい。
A. 明度+1段に上げ、サテン仕上げで反射を抑える。耳元は金具色を同系にすると一体化。

Q6. 白髪/明るい髪に合う色は?
A. グレージュ/シャンパン/ライトグレーが万能。濃色ならガンメタで上品に締まる。

Q7. 一本だけ選ぶなら?
A. 迷ったら**シャンパンメタル/サテン仕上げ(天地34〜38mm/太さ6〜7mm)**か、グレージュ半ツヤセル(天地36〜40mm/太さ7mm)。どの季節・場面でも外しにくい基準値です。


用語辞典(やさしい言い換え)

  • メタル:金属フレーム。金具色と仕上げで印象が変わる。
  • セル:樹脂フレーム(プラスチック)。色と太さで輪郭を作る。
  • コンビ:メタルとセルの組み合わせ。軽さと線の強さを両立。
  • サテン/ヘアライン:光沢控えめの仕上げ。反射が少なく上品。
  • ブリッジ:左右レンズをつなぐ部分。高さで位置が決まる。
  • PD(瞳孔距離):左右の黒目中心の距離。見え方と小顔に直結。
  • レンズ天地:レンズの縦寸。顔の長さの見え方に影響。
  • 前傾角(パンタ角):レンズ面の前への傾き。まつ毛当たり/反射に影響。
  • テンプル:つる(耳にかかる部分)。厚みで横顔の締まりが変わる。
  • 鼻盛り:鼻パッドの高さ調整。下がり/当たりの解消に有効。

まとめ:温度=色、質感=ツヤ、面積=太さ。数値で選べば“似合う”は揺るがない
パーソナルカラーの温度で金具/樹脂色を決め、肌質=ツヤにそろえ、太さ7〜8mm×天地34〜40mmを基準に。ブリッジ高・PD・前傾角を数値で整えれば、メタルでもセルでも、仕事も休日も写真日も安定して似合う

次の一本は、この表を見ながら**±1段**の微調整で選んでください。

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