登山の服選びで最初にぶつかるのは「山で推奨されるあの派手色を着たら顔が一気にくすんだ」「ショップで見たモデル写真ではよかったのに、自分が着ると落ち着きすぎて地味」「家族と行くから安全色で合わせたいのに、自分の肌色だけ沈んでしまう」という、安全性のために必要な“見えやすい色”と、自分自身を一番きれいに見せる“似合う色”が一致しない問題です。
これは、山で目立つとされる赤・オレンジ・ライム・イエロー・マゼンタなどが、多くの場合「高彩度・クリア・黄みやや強め」で設計されているのに対し、パーソナルカラーではくすみを含んだ柔らかい色や青みに寄った繊細な色を得意とするタイプもいるからです。
ここを力技で「安全第一だからみんな蛍光オレンジ!」にしてしまうと、写真に残したときの顔色が悪く見えたり、下山後に街で浮いたり、同伴者と色がごちゃついて誰が誰だか分かりにくくなったりします。
そこで本稿では、実際の登山シーンを踏まえて、外側=安全色・高視認性をしっかり確保/内側=PCで顔色を整えるという二層構成を徹底し、さらに「標高」「季節」「時間帯」「同行者の色」「レンタルかマイウェアか」といった現実の条件を上から重ねても崩れないようにした、長めの実践ガイドに拡張しました。
これを使えば、日帰りの高尾・筑波クラスから夏の稜線、親子登山、フォトトレッキング、雪山手前の晩秋登山まで、ほぼ同じ考え方で色を管理できます。
山で求められる「見つけやすさ」とパーソナルカラーをどう共存させるか
まず押さえておきたいのは、山の服はおしゃれよりも**「そこにいると分かるかどうか」が優先されるということです。特に樹林帯が長いルート、ガスが出やすい山域、夕方に下山がかかるコース、単独行、子連れ、そして撮影をしながらゆっくり歩く行程では、一瞬で視認できるかどうかが安全と直結します。
そのため多くのアウトドアブランドは、遠くからでも背景の緑・茶・グレーに沈まないように、かなり彩度の高い赤・オレンジ・黄・ライムグリーン・マゼンタ・ターコイズなどをラインナップしています。
ところが、パーソナルカラーでは、こうしたクリアで鋭い色が最も得意なのはブルベ冬の一部だけで、ブルベ夏は柔らかく、イエベ春は明るくあたたかく、イエベ秋は深く落ち着いた色を得意とします。そこで有効になるのが、「外側は山仕様、内側は顔仕様」**という割り切りです。
つまり、アウター・ハードシェル・レインウェア・ザック・レインカバー・ヘルメットなど遠目に見えるレイヤーは“山で見つけやすい”ことを最優先にし、フリース・ベースレイヤー・ネックゲイター・キャップ・ワッチ・グローブなど顔のすぐ近くで写真に写るものはPCに寄せて肌を生き生きさせる。
こうすると、遠くからは「ちゃんと目立つ色の人」なのに、近寄ると「その人らしい色にまとまっている」という二重構造が成立します。さらに、万一アウターを脱いでもPCの色が首や胸もとに残るので、休憩中・山小屋・車内・下山後の温泉・そのままの格好で帰るときにも違和感が出にくいという利点もあります。
山で色が変わって見える三つの原因を先に知る
登山の現場では、同じ一枚のウェアでも場所と時間でかなり印象が変わります。原因は大きく三つあります。
ひとつ目は背景色の変化です。朝の登山口〜樹林帯では緑と茶に囲まれるので、青系・紫系は沈み、オレンジ・黄・赤は浮きます。稜線や森林限界を越えると今度は空の青と岩のグレー・黒が背景になり、ここでは青みのある色や濃い赤がくっきり、オリーブやカーキなど黄みがある色は少し濁って見えます。
二つ目は光の角度と色温度の変化で、午前の斜光・昼の強い直射・午後のオレンジがかった光で、肌も服も違う色に転びます。
三つ目は天候によるコントラスト低下で、ガスや小雨、薄曇りの日は全体がグレーがかり、鮮やかなはずの色も一段トーンダウンして見えます。だからこそ、「時間帯が変わっても見えている位置」=首もと・顔まわりにPCを置いておくのが重要になるのです。
優先順位と目的を言語化しておく
色を決める前に、登る日の目的を一言で言えるようにしておきます。例えば、
- 子どもと登るから安全第一でとにかく見える色
- 仲間と写真を撮るフォトハイクなので写りを優先
- 街でも使いたいので落ち着き重視
- 単独でガスが出る山域なので上から目立つ色が必須
このように最初に方向が決まっていれば、外側を山寄りにするか、内側を自分寄りにするか、あるいは両方を中間色でまとめるかの判断が速くなります。特に「安全第一だが似合わなさすぎるのも困る」というときは、アウターは安全色・首元と帽子と手袋をPCに寄せるという基本形に戻ると失敗しません。
イエベ春に似合う登山ウェアの安全色と組み合わせ
イエベ春は、四季の中でもっとも「若々しさ」「軽さ」「陽の光との相性」で魅力が出るタイプです。明るくあたたかいコーラル・アプリコット・サーモン・ライトオレンジ・バターのような黄み・黄みのあるアイボリーが顔の近くにあると、汗をかいた後でも血色がよく、写真で肌が白飛びせず、山の緑・木の幹・茶色い土とも自然になじみます。
一方で、山でよく推奨される純粋な蛍光オレンジやライムイエローは、春タイプのやわらかい肌に対して色の勢いが勝ちやすく、顔だけが後ろに下がって見えることがあります。
そこでおすすめなのが、**「内側を完全に春色で固めておき、外側だけは安全のために強めのオレンジを着る」**やり方です。たとえば、レモンクリームのベースレイヤー+コーラルの薄手フリース+外側に高視認のオレンジレイン、という三段構成にすれば、レインを脱いでも春色で可愛らしく、着ているときは遠くからも見えます。
日帰りの低山や混んでいる人気の山なら、アウターをやや落ち着いたコーラルオレンジやキャメルにして、ザックカバーだけを蛍光オレンジにする手もあります。ザックは背中側に回るので顔色には影響が少なく、でも後ろから見つけやすくなるので実用面は落ちません。
パンツはキャメル〜ライトカーキ〜黄みベージュまで許容されるので、顔まわりの春色がきちんと見えるように、上半身のファスナーを少し開けておくといいでしょう。
春タイプが避けたいのは、強いロイヤルブルーや冷たいネイビーを顔の真下に大面積で持ってくること、そして濁りの強いグレーがかったカーキを首元まで詰めて着ることです。どうしても青系を着たいなら、ファスナーやジップ、ロゴ、縁取りのどれかに黄みのある色が入っているモデルを選ぶと、顔が寂しくなりにくくなります。
表:イエベ春の安全色と似合わせの目安
| 要素 | 選びやすい色 | 控えたい色 | 組み合わせのコツ |
|---|---|---|---|
| アウター/レイン | 明るいオレンジ、黄みコーラル、アプリコット、キャメル寄りオレンジ | 純ロイヤルブルー、黒一色、冷たいミント | インナーをクリーム・サーモンでしっかり見せる |
| インナー/フリース | クリーム、ライトベージュ、サーモン、バターイエロー | 青紫・青みグレー | 首元を二重にして顔を囲むと写真で強い |
| ザック/レインカバー | 黄みオレンジ、黄緑寄りライム、あたたかいレッド | 濁ったオリーブ・くすんだモス | ウェアより一段派手にしても春タイプは浮きにくい |
ブルベ夏に似合う登山ウェアの安全色と組み合わせ
ブルベ夏は、汗をかいて顔に赤みが出たときでもやわらかい冷たい色を首に置くだけで清潔感が戻るのが強みです。ラベンダー、薄い藤色、ローズベージュ、ピンクグレー、ブルーグレー、スモーキーネイビーなど、少し白を混ぜてやわらげた寒色・青み寄りの中間色が、森林の緑や岩の灰色とよくなじみ、さらに写真に撮ったときにも背景の茶色とぶつかりません。
ただし、山でよく薦められる強いオレンジや蛍光黄は、このタイプの肌をやや黄ぐすませて見せることがあります。そこで夏タイプでは、安全色を“距離のあるところ”に、PCを“顔のすぐ近く”に配置します。
具体的には、アウター・ザック・レインカバーをオレンジやイエローなど山仕様にしてしまい、インナー・ネックゲイター・キャップ・グローブ・タオルをすべてラベンダー〜ローズ〜ブルーグレーで統一する、という考え方です。
夏山・高山帯で空が青く、岩がグレーの日には、ブルーグレーのソフトシェルにオレンジのザックを合わせると、背景と同化せず、しかも顔まわりはやわらかいままです。紅葉期の低山なら、ラベンダーやスモーキーピンクのインナーに、ややくすんだネイビーのアウター、そこにマゼンタ寄りの小物を足すと、背景の黄色〜茶色とちょうど中間でつながります。
夏タイプが苦手なのは、黄土色・コヨーテ・ウォルナットといった黄みの強いアースカラーを顔のすぐ下に持ってくること、そして純粋な蛍光黄を首元まで詰めて着ることです。どうしても安全色のオレンジを着る日には、首元にだけでもラベンダーのゲイターを一枚入れてください。写真で差が出ます。
表:ブルベ夏の安全色と似合わせの目安
| 要素 | 選びやすい色 | 控えたい色 | 組み合わせのコツ |
|---|---|---|---|
| アウター/レイン | ブルーグレー、ラベンダーグレー、スモーキーネイビー | 蛍光黄、黄みの強いオレンジ、黄土色 | 顔まわりだけ夏色にしてレインは安全色でもOK |
| インナー/ベース | ラベンダー、ローズベージュ、モーヴ、ピンクグレー | カーキベージュ、黄みベージュ | 汗をかいてもくすまない色を首に置く |
| ザック/小物 | マゼンタ寄りピンク、ワインレッド、青みレッド | 黄緑・ライム | アウターが地味なときにだけ一段派手にする |
イエベ秋に似合う登山ウェアの安全色と組み合わせ
イエベ秋は、山の背景色ともっとも自然に溶け合うタイプです。オリーブ、マスタード、テラコッタ、焦がしキャメル、ブラウン、カーキベージュなど、一般的なアウトドアカラーの大部分が似合うので、実は「秋タイプで山が一番簡単」と言ってもいいくらいです。
問題になるのは、遠くから見えるほど明るい安全色が、秋特有の深くてマットなムードを壊しがちという点だけです。これを防ぐには、アウターを黄み寄りのマスタードやカッパー、オレンジ寄りのテラコッタなど“秋の中でも明るい色”にしておき、首元・ミドルレイヤー・パンツ・帽子を秋のアースで落ち着かせるという順番にします。
顔まわりがオリーブやテラコッタで揃っていれば、上に多少派手なものが乗っても「山用に少し明るくしたのだな」という自然な見え方になります。
高山や残雪期で背景がグレー〜白に寄ると、秋のアースカラーだけではやや沈んで見えます。そんなときは、ザックカバーやヘルメットをサフランイエローやカッパーにすると、一気に視認性が上がり、かつ秋らしさを失いません。
親子登山で家族写真を撮るときは、子どもを安全色でくっきり、大人をアース〜テラコッタ〜マスタードで統一、ザックだけ全員オレンジ、とすると写真にもまとまりが出ます。
秋タイプが避けたいのは、青みの強いパープルや真っ白を顔のすぐ下に持ってくることです。どちらも秋タイプの深みを奪います。どうしても白を着たい日は、ボトムやザックをキャメル〜レンガ色にして、顔に温度を戻してください。
表:イエベ秋の安全色と似合わせの目安
| 要素 | 選びやすい色 | 控えたい色 | 組み合わせのコツ |
|---|---|---|---|
| アウター/レイン | マスタード、カッパー、オレンジ寄りテラコッタ、サフラン | 青みの強いパープル、真っ白、冷たいミント | インナーをオリーブ・ブラウンで落ち着かせる |
| インナー/ミドル | オリーブ、テラコッタ、焦がしキャメル、カーキベージュ | 冷たいブルーグレー | 首元が見えるように少し開けて着る |
| ザック/アクセント | カーキ、レンガ、キャメル、深オリーブ | 青緑に寄ったミント | アウターより一段暗くして奥行きを作る |
ブルベ冬に似合う登山ウェアの安全色と組み合わせ
ブルベ冬は、山で推奨される高彩度と最も相性が良いタイプです。真っ赤、クリアなマゼンタ、冷たいロイヤルブルー、コバルト、ディープネイビー、黒に近いチャコールなど、ほとんどの“見える色”をそのまま顔のそばに持ってきても負けません。
むしろ、黒・白・赤・青をくっきり分けたほうが、山での写真が一気に洗練されます。冬タイプが注意したいのは、得意だからと全身を黒〜ネイビーだけでまとめてしまい、曇天やガスの日に背景に溶けてしまうことです。
必ずどこか一か所には、クリアな赤・マゼンタ・ロイヤルブルー・シアンなど遠目で分かる色を入れてください。ザックが黒ならアウターを赤に、アウターが黒ならザックカバーをマゼンタに、ヘルメットをロイヤルに、といった具合です。
また、冬タイプは山でありがちなオレンジ寄りの安全色も、首元をクールグレーやアイシーブルーで挟めば対応できます。たとえば、クールグレーのベースレイヤー+アイシーブルーのフリース+外側にオレンジのレイン、という構成でも、顔まわりは冬のまま、外側は山仕様になります。
日陰の樹林帯や夕方の下山時には黒が沈むので、ヘッドライトやリフレクターの位置とも合わせて赤・マゼンタを置いておくと安心です。
表:ブルベ冬の安全色と似合わせの目安
| 要素 | 選びやすい色 | 控えたい色 | 組み合わせのコツ |
|---|---|---|---|
| アウター/レイン | 真っ赤、マゼンタ、ロイヤルブルー、コバルト | くすんだ黄土色、濁りカーキ、褪せたベージュ | 黒・白・グレーと三分割すると登山写真が締まる |
| インナー/ベース | クールグレー、アイシーブルー、白、黒 | 黄みベージュ、くすんだキャメル | 首に冷たい色を残しておく |
| ザック/レインカバー | ブラック、コバルト、赤、マゼンタ | 茶色が強いもの、濁ったオリーブ | ザックだけは山で見える色にする |
アイテム別の優先順位と季節・標高での色のずれ
登山はレイヤリングが基本なので、「どの層をPCに寄せ、どの層を安全色に寄せるか」を最初に決めるだけで迷いが一気に減ります。最優先は首に一番近いベースレイヤーまたは薄手のフリースです。ここがその人のシーズンカラーであれば、上から何を着ても大崩れしません。
次に帽子・キャップ・ハット・ネックゲイター。行動中はここが最も目立ち、かつ汗や日焼けで顔色が変わりやすいので、PCで守っておくと安心です。三番目がグローブ・ゲイター・ソックス・バフなどの小物。写真で手が写るときに手袋が似合う色だと、全体の色温度がそろって見えます。
最後にアウター・レイン・ザックは安全色を優先。ここは脱ぎ着が多く、また同行者が後ろから見る場所でもあるので、“見えるほう”を取ります。
季節で見ると、春と秋の低山は背景に茶・緑・黄が多く、オレンジ・黄・マスタード・赤がとてもよく映えます。夏の高山帯は空と岩の冷たさが増し、青・グレー・白の要素が強くなるので、黄みのある安全色がやや濁って見え、代わりにロイヤルブルーやマゼンタが強く出ます。
冬や残雪期は、白・グレーの中で赤・マゼンタ・コバルトが目立つので、冬タイプ以外もこの時期だけは青みのある強い色を借りて構いません。標高が上がるほど光が強くなるため、くすんだ色よりも一段クリアな色を首元に入れておくと、写真でも顔が沈みません。
Q&A(よくある疑問)
Q1. レンタルのレインが自分のPCと真逆の色でした。どうすればいいですか。
登山装備では外側に着るものは安全が最優先なので、レンタルカラーはそのままで構いません。その代わりに、インナー・首元・帽子をあなたのパーソナルカラーで固めてください。写真を撮るときだけジップを3〜5cm開けて中の色をのぞかせれば、顔のくすみがかなり戻ります。
Q2. 「目立つ色」は分かるけれど、山で浮かないか不安です。
人気の山ではすでに多くの人が赤・オレンジ・黄を着ているので、むしろ暗いアースカラーだけのほうが見つけづらくなります。どうしても派手色が苦手なら、ザックカバー・帽子・手袋など取り外しできるものを安全色にし、ウエア本体は落ち着いた色にしてください。必要なときだけ目立てます。
Q3. 汗をかくと首元がくすみます。色でカバーできますか。
できます。汗をかいたあとにくすみが出る人は、そのシーズンの中でも「明るめ」「白をすこし混ぜた色」を首に置くと、肌がふっと持ち上がります。ブルベ夏ならラベンダーやローズベージュ、イエベ春ならクリームや薄いサーモン、イエベ秋ならキャメル寄りベージュ、ブルベ冬ならクールグレーやアイシーな青です。
Q4. 街着にも使える色にしたいのですが。
街でも使うなら、アウターは一段落ち着いたトーン(テラコッタ、コーラルベージュ、ブルーグレー、ディープネイビーなど)にしておき、山ではザックカバー・帽子・グローブだけを安全色に差し替える方式が一番現実的です。外側を差し替えるだけで用途が変わります。
Q5. 家族・グループで色をそろえたいのに、パーソナルカラーがばらばらです。
全員を同じ色にする必要はなく、全員を同じ“温度帯”にするだけで十分です。黄み寄りチーム(春・秋)ならオレンジ〜マスタード〜コーラル〜キャメルで揃え、青み寄りチーム(夏・冬)ならラベンダー〜ブルーグレー〜マゼンタ〜冷たいネイビーで揃えます。ザックや帽子だけ全員おそろいの安全色にすると、写真でも「一緒に登った感」が出ます。
用語辞典
安全色:山で人や救助隊から見つけやすい、自然に紛れにくい高彩度の色。赤・オレンジ・黄・ライム・マゼンタ・ロイヤルブルーなど。樹林帯やガスで視界が悪いときにも目に入る。
パーソナルカラー(PC):肌・髪・目の色との相性で決まる似合いやすい色の範囲。ここでは春・夏・秋・冬の4タイプで扱う。
レイヤリング:肌着(ベース)・保温(ミドル)・防風防水(アウター)の三層に服を重ねる考え方。首に近い層を自分のPCにすると一日崩れない。
色の温度:黄み寄り(あたたかい)か青み寄り(冷たい)かの違い。同じ温度のものを集めると登山でもまとまって見える。
視認性:遠くからでも人がそこにいると分かる見えやすさ。登山・ハイキング・親子登山では安全面で最優先される。
高山帯:森林限界を越えて樹木がなくなり、岩・砂礫・ハイマツなどになる標高域。光が強く、くすんだ色が沈みやすい。

