推し活の日は「とにかく推し色を前に出したい」「メンバーカラーが一目で分かるようにしたい」「せっかく買ったグッズを全部持ちたい」という気持ちが先に立ちます。ところが実際に持ってみると、思ったより顔色が沈む、白目が黄ばんで見える、くちびるの血色が抜ける、スマホで撮ったらグッズだけが鮮やかで自分の顔がぼやける、という“あるある”が一気に出てきます。
これはグッズの色が悪いのではなく、推しグッズがたいてい高彩度・高明度・コントラスト強めに作られていて、しかも顔のすぐ近くやライトの直下で持つことが多いからです。色が強くて光に近いものを顔のすぐ横に置けば、どんな人でも肌色が引っ張られます。
結論はとてもシンプルで、顔に最も近いところだけは自分のパーソナルカラー(自分色)で固定し、その外側・下側・手元・バッグで推し色をどんどん見せるという順番にすれば、ほとんどのグッズはそのまま使えます。
さらに、うちわを胸より下で持つか・ペンライトを顔の輪郭から5〜10cm離して持つか・バッグにまとめるかといった「持ち位置のルール」を決めておけば、当日の会場でも写真でもオンラインでもほぼ同じ見え方を再現できます。
この記事では、色がぶつかる仕組み→ベースの作り方→4シーズン別の翻訳→シーン別の持ち方→複数メンバー対応→Q&A→用語辞典という流れで、今日から使えるかたちで詳しく解説します。
推しグッズの色が“似合わない”ではなく“当たる場所が悪い”だけという考え方
推しグッズの色がしっくりこないと感じると、多くの人は「私はこのメンバーカラーに向いていない」「ブルベだからオレンジ担当とは一緒に撮れない」「イエベだから青担当は諦めるしかない」といった極端な結論に行きがちです。
しかし、実際には色そのものよりも、どこに・どれくらいの面積で・どれくらいの時間置いていたかで肌の映り方は大きく変わります。たとえば、青みが強いペンライトを頬の真横でずっと光らせ続ければ、イエローベースの人は当然肌が冷たく白く寄って見え、口元も青っぽく見えます。逆に、黄みが強いタオルを肩からかけていたら、ブルーベースの人は口の周りが黄ばんで、ファンデーションが合っていないように見えます。
これは「その色が似合わない」のではなく、光の反射が顔のすぐそばで起きているから肌に影響しているだけです。つまり、同じグッズでも、持つ高さ・持つ距離・服との重ね方を変えれば、その色を自分寄せにして使えるということになります。
顔にくっついている場所ほど色の影響は強く、10〜20cm離すと半分くらいになり、胸より下に下げると背景として処理されやすくなります。これは「顔写真で一番手前にあるものが一番目立つ」というカメラの性質と同じで、色の良し悪しというより**“距離が近すぎるからそう見える”**だけです。したがって、似合わない・強すぎる・黄みが勝つ・青みが勝つと感じた色ほど、顔から遠ざけて持つ・下げる・バッグにまとめると考えれば、多くの問題はそこで止まります。
さらにもう一つ大きいのが、面積が広いほど「私に似合わない」と錯覚しやすいということです。大判タオル、全面推し色のバナー、巨大うちわ、痛バッグのように色の面が大きいものを胸の上にどんと置くと、その色がそのまま服と肌に回り込みます。そうなると「この色は本当に無理」と感じやすくなります。
反対に、ペンライトの持ち手、アクリルキーホルダー、マスコットチャームのように色の面積が小さく、輪郭に抜けがあるものは、似合わない色でも悪目立ちしません。したがって、広い面は自分色、小さい面は推し色という配分にしておくと最初から失敗が少なくなります。
光るグッズ・透明グッズも要注意です。ペンライト・アクスタ・クリアうちわ・LEDブレスなど、半透明や光る素材でできているグッズは、実物よりも写真や動画で色が濃く・強く・青寄りに見えます。
とくに青・緑・紫の光はスマホが自動で明るさを調整する際に残りやすく、肌が青白く寄ります。こうしたグッズを顔のすぐそばで持つときは、先に顔の周りを自分色でつくっておき、光るアイテムを顎より下・胸の前で固定して撮ると、肌への映り込みをかなり防げます。
表:グッズの位置と色の効き方の目安(顔色に響きやすい順)
| 位置の目安 | 顔への影響度 | 向いているグッズ | 注意点 | 補正のしかた |
|---|---|---|---|---|
| 顔の横・頬の高さ | とても強く影響する | 自分のシーズンに合う色のうちわ・タオル | 似合わない色はここに置かない | 自分色のストールを下に敷いてから持つ |
| 鎖骨〜胸の前 | 中くらいに影響 | 色が強い公式タオル・推し色バッグ | 胸元の服を自分色にする | 胸元に白・ベージュ・自分色を1枚はさむ |
| ウエスト〜腰 | 影響は弱め | トート・サコッシュ・ペンライト複数 | 動きで上がるときはストッパーをつける | ベルトやカラビナで高さを固定する |
| 太もも〜ひざ下 | ほとんど影響しない | 大きなバナー・痛バッグ・うちわ複数 | 写真には映らないこともある | 写るときだけ胸元まで一時的に上げる |
ベースを自分のパーソナルカラーで固定する3ステップ
推し色をどれだけ足しても崩れないようにするには、先に“芯”をつくっておくのが一番効きます。ここではどのシーズンでも共通して使える三つのステップを紹介します。難しいことはなく、顔の周りを自分色で囲む→推し色をどこに置くかを決める→メイクで色の芯を足す、この順番です。
ステップ1:顔まわりを自分のシーズンの無地で囲む
まずはトップス・ストール・マスク・インナー・ネックライン・カーディガンなど、顔に最も近い1アイテムを自分のシーズン色の無地にするところから始めます。たとえば、
- イエローベース春なら、オフホワイト・クリーム・ライトベージュ・淡いコーラル。これだけで血色がふわっと乗ります。
- イエローベース秋なら、キャメル・ウォームグレー・オリーブベージュ・テラコッタ寄りのベージュ。深い色の推しグッズともつながりやすくなります。
- ブルーベース夏なら、ライラック・ローズベージュ・パウダーピンク・グレイッシュな水色。黄みのタオルを顔に近づけてもくすみにくくなります。
- ブルーベース冬なら、真っ白・黒・ネイビー・ごく濃いベリー。高彩度の推し色を顔横に置いても負けにくい土台になります。
“無地にする”のはとても重要で、これはグッズのロゴ・イラスト・サインと柄でけんかさせないためです。顔のまわりを柄にしてしまうと、そこに推し色を足したときに色数が一度に増え、写真でごちゃついて見えます。無地にしておけば、どんな色のうちわも上に重ねられます。
ステップ2:推しグッズは顔より下に“並べる”か“重ねる”かを決める
次に、当日持っていくグッズをどう配置するか、「横に並べるチーム」か「縦に重ねるチーム」かを決めておきます。横に並べるときは、胸の前にタオル→うちわ→サブうちわの順で色をそろえておくと、写真を撮るたびに同じ配列で写せます。縦に重ねるときは、肩からタオルをかけ、その下にバッグ、その下に下げるチャーム…というふうに“落ちていく色”を作ると、色の強弱が自然につながります。
どちらにしても、一番上に来る色だけは自分のシーズン寄りにしておくと、他の色が多少強くても全体が整って見えます。途中でグッズを買い足したときも、「下に足す」「バッグにまとめる」と決めておけば迷いません。
ステップ3:メイクも自分のシーズンに寄せて“色の芯”をつくる
最後にメイクです。推し色と同じ色でアイシャドウやチークを入れたくなるのですが、ここはあえてメイクは自分色を死守します。理由は簡単で、メイクは汗・湿気・マスク・照明で最初に変化する場所だからです。顔まわりを自分色で塗っておけば、途中で照明が変わる・メイクが少し落ちる・写真アプリで補正がかかるといった場面でも、ベースの顔色がそこまで崩れません。
- ブルベ夏:青みピンク〜ローズのチークを横長に薄く、リップも青み寄せで。これで黄色いタオルを近づけても肌がにごりにくくなります。
- イエベ春:コーラル〜サーモンのチークとリップで、明るさと黄みを足しておきます。青や紫のペンライトを近づけたときにちょうど中和されます。
- イエベ秋:アプリコット〜テラコッタ系で血色を増やし、目元はカーキやブラウンで落ち着かせておきます。マゼンタの推しでも浮きにくくなります。
- ブルベ冬:ベリー・ボルドー・プラムなど、やや深めにしておくと原色のグッズを隣に置いたときに顔が負けません。
表:自分色のベースづくり早見表(メイクとの合わせまで)
| シーズン | 顔まわりに置く無地 | 安定するメイク色 | グッズの基本位置 | 特に効く一手 |
|---|---|---|---|---|
| イエベ春 | オフ白・クリーム・ライトベージュ | コーラル・ピーチ | 鎖骨〜胸に一列で並べる | 首元に小さな自分色リボンを足す |
| ブルベ夏 | ライラック・ローズベージュ・パウダーピンク | 青みピンク・ローズ | 顔より下に縦に重ねる | バッグに推し色をまとめて下げる |
| イエベ秋 | キャメル・ウォームグレー・カーキベージュ | アプリコット・テラコッタ | バッグ・腰にまとめる | 手前に自分色のストールを一段かませる |
| ブルベ冬 | 白・黒・ネイビー | ベリー・ボルドー | 顔まわり少量+手元に集中 | 黒トップスの上に推し色を載せる |
4シーズン別:推しグッズの色をこう見せる
ここからはシーズン別に、よくある公式カラー・メンバーカラーをどう扱うかを詳しく見ていきます。顔の近くに置いても大丈夫な色、距離をとって使う色、どうしても強すぎるときの逃がし方の三段構成です。
イエベ春の場合
イエベ春は、明るく・あたたかく・軽い色に強いタイプです。パステル寄りのイエロー、コーラル、ミント、明るいグリーン、ライトオレンジなどは胸の前でも大丈夫ですし、顔の横にうちわを持っても血色が落ちにくいです。一方で、青・紫・蛍光ピンク・ウルトラマリンなど冷たく鮮やかな色は、顔の横で長時間見せると肌が冷えて見えます。
こういうときは、①顔まわりをオフ白やクリームで囲む、②推し色を胸より下で持つ、③写真を撮るときだけ一瞬顔の横に上げる、という三段階にしておけば、当日も後で見る写真もきれいに残ります。カバンには推し色のチャームを複数ぶら下げてもOKで、手元や腰でなら強い色もかわいく見せられます。
ブルベ夏の場合
ブルベ夏は、青みを含んだやわらかい中明度の色が得意で、黄色やオレンジのように“温度が高い”色を顔の横に置くと、一瞬でくすみが出ます。そこで、襟元をライラックやローズベージュでやさしく囲み、推し色のタオルは胸よりやや下、斜めに持つようにします。黄色・オレンジ・イエローグリーンなどのグッズは、バッグに結ぶか腕に巻くかして顔の真正面から外すと、顔がぐっと涼しげなままです。光るペンライトは、顔の横よりもやや前方・胸の高さで持つと、カメラには色が乗りながら肌にはあまり乗りません。メイクは青みピンクのチークとリップをしっかり入れておき、まぶたはグレー寄りのブラウンで落ち着かせると、黄色のグッズを複数持っても顔だけは夏らしい透明感になります。
イエベ秋の場合
イエベ秋は、深みや温度を含んだ色が一番得意です。ベージュ・キャメル・テラコッタ・オリーブ・マスタードなどの手持ち服に、赤系やボルドー系の推し色ならそのまま重ねられます。難しいのは、マゼンタ・ロイヤルブルー・シアンのように冷たくて彩度が高い推し色です。
これらは正面で大きく見せると浮きやすいので、①上半身を秋の自分色でまとめる、②推し色は腰〜バッグにまとめて吊るす、③胸の前に出すときは手前に秋色のストールや短めカーディガンを一段はさむ、という3手でさばきます。写真を撮るときだけ推し色を前に出す、という“瞬間だけの見せ方”がやりやすいのもこの作り方です。バッグをレザーやスエード調の落ち着いた色にしておくと、グッズの派手さが適度に中和されます。
ブルベ冬の場合
ブルベ冬は、濃い・白い・黒い・ビビッドといった強い色に耐性があり、原色のグッズでも比較的すぐ顔の横に持てます。むしろ、淡くにごった色や明度の低い茶を顔の周りに置くと、推し色のほうが勝ってしまい、顔がぼやけることがあります。
そこで、顔の近くには白・黒・ネイビー・ベリーなど強めのベースを置き、その上に推し色のグッズを載せるように持つと、全体のコントラストが上がって写真映えが良くなります。黄みの強いグッズだけが浮くときは、黒のトップスやジャケットの上に重ねると、黄色がアクセントとして扱われ、ブルベ冬の顔立ちでも無理なく持てます。
うちわを両手で持っても大丈夫ですが、左右で高さをそろえると“かっちりしすぎた”印象になるので、どちらかを少し下げておくと抜けが出ます。
表:シーズン別・見せる位置と避ける位置(拡張版)
| シーズン | 顔まわりで見せてよい色 | 顔から離すとよい色 | 主に使う場所 | 避けたい場所 | 代わりにすると良いこと |
|---|---|---|---|---|---|
| イエベ春 | クリーム・コーラル・ライトグリーン・ミント | ロイヤルブルー・パープル・ネオンピンク | 胸の前・手元・バッグ前面 | 頬の横に濃い青を長時間 | 胸より下でたくさん並べる |
| ブルベ夏 | ライラック・ローズ・ラベンダー・スモーキーブルー | マスタード・濃オレンジ・黄緑 | 胸より下・バッグ・斜め掛け | 肩に黄色タオルをかけっぱなし | バッグに明るい夏色スカーフを足す |
| イエベ秋 | ベージュ・カーキ・テラコッタ・ウォームグレー | マゼンタ・ロイヤルブルー・シアン | 腰〜バッグ・下半身前・手首 | 顔すぐ横に原色をべったり | 手前に秋色を一段はさむ |
| ブルベ冬 | 白・黒・ネイビー・ビビッドピンク・ベリー | 黄みの強い色・くすんだ暖色 | 顔周り+手に持つ+胸に縦配置 | 顔周りをくすみだけで終わらせる | 黒ベースに載せてコントラストを上げる |
シーン別:現場・配信・写真・日常の見せ方を変える
推し活は場所によって光がまったく違います。現場の強い照明、オンラインのカメラ越し、自然光で撮るオフショット、日常で持ち歩くだけの日——それぞれで色の映り方が変わるので、持ち方だけ少し変えるテンプレを持っておくと便利です。
現場参戦の日の持ち方
現場の日は、ステージライトやペンライト同士の反射で、顔色がコロコロ変わります。そこで最初に、顔の周りを自分色のトップスやストール・カーディガンで決めておき、うちわやタオルは胸より下で持つようにします。ペンライトは顔の横に持ってもいいですが片側だけにすると左右の色バランスが取れて安定します。
反対側の顔には自分色の布や髪型による余白があると、片側だけ青くなる・片側だけ黄色くなるという状態を防げます。うちわを二枚持つ場合は、写真を撮るときだけ二枚とも上げ、待ち時間や移動中は一枚を下げるというマイルールを決めておきましょう。
オンライン・リモートでの推し活の日の持ち方
オンラインでは、カメラのオート補正が勝手に白さ・明るさを変えるので、グッズはカメラより少し前・やや中央寄りで持つと発色します。顔の横にベタッと付けてしまうと、肌が一気にくすむので、カメラの中心から5〜10cmほど離して持つと程よく映ります。
画面に映らない位置に自分のシーズン色のストールやカーディガンを置いておくと、画面に映ったときの反射が安定します。配信用のライトがある場合は、ライト側に自分色、反対側に推し色を置くと、ライトに負けにくいです。
写真・動画を撮る日の持ち方
写真を撮る日は、背景・服・グッズの3層をはっきり分けます。背景は白・ベージュ・グレーなど中立的な色にしておき、服は自分のシーズン色の無地、グッズは前に出すだけです。背景と服のどちらかが推し色になってしまうと、顔の輪郭が分かりづらくなり、グッズのロゴも目立たなくなります。
どうしても背景が推し色で埋まるときは、服を白か黒にし、グッズは顔から離して持つときれいに写ります。集合写真では、上段の人は胸の前、下段の人は腰の前で持つと、全員の顔に色が乗りすぎるのを防げます。
日常で使うときの持ち方
日常で推しを持ち歩きたいときは、色の面積を小さくしておきます。キーホルダーやストラップ、ミニタオル、マスコットなど小さめのものをバッグの持ち手や内側に付け、服は自分のシーズン色で統一しておきます。
これなら職場や学校でも浮きませんし、いざ現場に行くときだけ外側に出すこともできます。推し色がどうしても強いときは、持ち手を自分色のリボンで巻いておくと、色の衝突がやわらぎます。
表:シーン別・持ち方テンプレ(詳細版)
| シーン | 顔のまわり | グッズの主役 | 補助アイテム | ポイント | 写真のコツ |
|---|---|---|---|---|---|
| 現場・ライブ | 自分色のトップスやストールで固定 | うちわ・ペンライト | バッグに推し色をまとめる | 顔の横は片側だけにする | 撮る瞬間だけ二枚とも上げる |
| オンライン配信 | 自分色のインナーを画面に見せる | カメラ前のグッズ | 画面外の布で反射を整える | カメラから数cm離す | 明るさは手動で少し下げる |
| 写真・オフショット | 自分色の無地服 | 手前にグッズ | 背景は中立色 | 三層をはっきり分ける | 顔の横に推し色を一瞬だけ寄せる |
| 日常・通勤通学 | 自分色で統一 | キーホルダー・小物 | バッグの持ち手 | 面積を小さくする | 外に出すのは写真を撮るときだけ |
Q&A(よくある疑問)
Q1. 自分の肌に合わない色のうちわをどうしても顔の横で持ちたいです。
先に自分のシーズン色のストール・タオル・ミニマフラーを肩にかけ、その上にうちわを重ねるように持ってください。うちわの色が直接肌に反射しないだけで、くすみが大きく変わります。メイクも自分色でやや濃いめにしておけば、数枚撮るくらいなら問題ありません。写真を撮るときだけうちわを高く上げ、終わったら胸の前まで下げる、という動きにすると崩れにくいです。
Q2. グッズをたくさん持って行くと色がごちゃごちゃします。どう整理したらきれいに見えますか。
色が多いときは、首から下にすべてまとめるのが一番簡単です。顔まわりは自分色一色で整え、推し色は全部バッグ・腰・胸の前に並べます。並べるときは、同じトーン・同じ明るさのものを近くに置くと統一感が出ます。どうしてもカラフルになるときは、白・黒・ベージュのいずれかを“クッションカラー”として一枚はさんでください。
Q3. 友人と行くので、全員で同じ色を持ちたいけれどパーソナルカラーが違います。
全員で同じ場所にその色を付けるだけでも統一して見えます。たとえば全員が腰の位置に推し色のタオルを結ぶ、全員がバッグの持ち手に同じ色を付ける、全員が胸の前にうちわを持つ、という合わせ方です。顔まわりは各自のシーズンにしておいて構いません。写真を撮るときだけ、全員が顔の横に一瞬寄せればOKです。
Q4. モノクロの服で行ったらグッズの色はきれいに見えますか。
白・黒・グレーなど中立色でまとめると、どんな色のグッズでもきれいに見えます。ただし、顔色がややきつく・冷たく見えることがあるので、くちびるやチークには自分のシーズンの色をしっかりのせておくと安心です。黒服+原色グッズのときは、耳飾りやヘアアクセを自分色にしておくと、一気に“似合う”側に転びます。
Q5. 雨の日でカッパやポンチョを着るときはどうすればいいですか。
透明や白のポンチョを選び、内側のトップスを自分色にしておきましょう。推し色のグッズはポンチョの外側に付けるか、胸より下で持つと顔色が崩れません。色付きのレインコートを着る場合は、顔に近い部分だけ自分色のマフラーやストールで覆ってからグッズを重ねると、色が混ざりません。
Q6. 会場が暗くてペンライトの色が強く写るときは?
暗い会場では光るグッズの影響が何倍にもなります。ペンライトの色が自分に合わないときは、光を顔の真正面から外し、胸の前で持つようにしてください。顔の横に持つときは、顎より下・片側だけにしておけば大きくは崩れません。
用語辞典
自分色:パーソナルカラー診断で出た、自分の肌・目・髪に調和する色。顔の近くをこれで固定すると、ほかの色を足しても崩れにくくなる。
推し色:グループ・メンバー・キャラクターなどを象徴する色。本人のイメージを伝えるためにやや強め・高彩度であることが多い。
クッションカラー:白・黒・グレー・エクリュ・ベージュなど、どのシーズンにもなじみやすい色。自分色と推し色のあいだに入れて、色のぶつかりをやわらげる役目を持つ。
面積コントロール:似合わない色は小さく、似合う色は大きく使うことで全体の調和をとる考え方。推し活では、小物・バッグ・手元に似合わない色を寄せることが多い。
距離コントロール:顔から色を遠ざけることで、肌への反射を弱める方法。頬の横<胸の前<腰<太ももと遠ざけるほど、色の影響が少なくなる。
配置テンプレ:出かける前に「顔の横には自分色」「胸の前には推し色」「腰から下にまとめる」というように持ち場所を決めておくこと。これを決めておくと現場で迷わない。

