【保存版】イエベ・ブルベ徹底診断|最短3分セルフチェックで今日から“似合う”がわかる

顔色がくすむ、口紅だけ浮く、服を替えたのに垢抜けない。 その違和感は、肌・髪・瞳という“素材”と身につける色の相性が少しずれている合図だ。結論から言えば、自分のベース(イエベ or ブルベ)に沿った色を選ぶだけで印象は数分で変わる

しかも一度コツを掴めば、朝の支度やオンライン会議、買い物の現場で毎回同じ手順で再現できる。本稿は、共感に始まり結論と手順へつなぐ構成で、最短3分のセルフチェックからタイプ別の色設計今日から実践できる運用、さらに迷いがちなケースの答えまでを丁寧にまとめた。


目次

1.最短3分のセルフチェック:手元の鏡で今すぐ判定

1-1.肌の黄み・赤みと血管の見え方

手首の血管が緑~黄緑寄りに見え、肌が黄みを帯びているならイエベ傾向。青~紫寄りに見え、肌がピンク~赤みならブルベ傾向と読める。確認は窓から一歩離れた自然光に近い白色光で行い、手の甲と頬の色差も目で追う。手の甲が黄み、頬が赤みという“ミックス”に見える場合は、顔周りの判定を優先すると実用性が高い。

1-2.白目・歯の白さと輪郭のコントラスト

白目や歯がクリーム色寄りで、顔全体のコントラストが穏やかならイエベ寄り。白目が青みのある澄んだ白で、黒目とのコントラストが強いならブルベ寄り。ここで観察した“白の質感”は、のちの服選びで純白が効くか、生成りが効くかを決める指標になる。

1-3.地毛・瞳の色とキラつき

地毛がライトブラウン~ミルクティー系で、瞳に琥珀の粒感が漂うならイエベ気味。地毛が黒~アッシュ系で、瞳が深いこげ茶~黒ならブルベ気味。屋内の黄色い照明は判定を誤らせるため、鏡は白色光に切り替えて見ると誤差が減る。

1-4.日焼けの仕方と頬の赤み

日焼けで小麦色に落ち着きやすい人はイエベ傾向、赤くなって沈みにくい人はブルベ傾向。頬がオレンジ~コーラル系で血色が出やすければイエベ、ローズ~ベリー系ならブルベの可能性が高い。運動直後は赤みが強く出るため、平常時の顔色で見るのが堅実だ。

1-5.カラードレープがなくてもできる即席テスト

白Tを二種、純白生成りで首元に当てる。生成りで顔色が整えばイエベ、純白で肌が冴えればブルベ。口紅もコーラルローズを交互に当て、くすみが消える方を採用する。鏡の前で肩から上だけを切り取るつもりで観察すると、背景色の影響を受けにくい。

セルフ判定スコア表(合計の多い方を仮タイプに)

観点A:イエベ寄りサインB:ブルベ寄りサイン
血管色緑~黄緑青~紫
白目/歯クリーム寄りで柔らかい透ける白でくっきり
地毛/瞳茶~ライトブラウン/琥珀感黒~アッシュ/コントラスト強
日焼け小麦色に落ち着く赤くなって沈みにくい
白Tテスト生成りで整う純白で冴える
口紅テストコーラルが馴染むローズが締まる

光源別の見え方と対処

光源起こりやすい誤差対処のコツ
暖色の室内灯黄みが強く見え、イエベ判定に寄る白色光に切替え、窓辺で再確認
直射日光影が強くコントラスト過大反射の少ない場所で顔正面に光を当てる
夕方の外光赤み強調でサマーがオータムに見える午前~正午の安定した光で観察

2.基礎知識:イエベ・ブルベの仕組みを“肌の見え方”で理解

2-1.色みと明るさとコントラストが印象を決める

似合う色は、色相(黄み/青み)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)・コントラストの組み合わせで決まる。イエベは黄み+やわらかい明度に寄せると血色が上がり、ブルベは青み+澄んだ明度で肌の透明感が増す。加えて、顔周りの“白”の扱いが非常に重要で、イエベは生成り・アイボリー、ブルベは純白・青み白が得意になりやすい。

2-2.四季タイプの要点(スプリング/サマー/オータム/ウィンター)

イエベはスプリング(明るく軽やか)とオータム(深く落ち着き)に、ブルベはサマー(柔らかく涼しげ)とウィンター(くっきり鮮烈)に分かれる。四季は“箱”ではなく中心と幅の考え方で捉えると応用が利く。苦手色を完全に排除するのではなく、面積・濃度・離れた位置で調整すれば許容範囲は広がる。

四季タイプ早見表

タイプベース似合う色の傾向苦手になりやすいキーワード
スプリングイエベ明るい黄み、クリアな彩度くすみすぎ、青み強すぎ軽やか・元気
オータムイエベ深い黄み、落ち着いた彩度まっ白、青みの強い原色大人・こっくり
サマーブルベ明るい青み、やわらかい彩度黄みの強いベージュふんわり・上品
ウィンターブルベくっきり青み、強めのコントラストくすみ色、黄ばみシャープ・モード

2-3.よくある誤解を先にほどく

日焼けしやすい=必ずイエベではないし、暗髪=必ずブルベでもない。顔色は体調や季節で揺れるため、複数の観点を重ねて中心を捉えるのがコツだ。自分の中心を押さえたうえで、半歩外側に遊びをつくれば、装いの自由度は大きく広がる。

明度×彩度×コントラストの指針

ベース明度彩度コントラスト似合わせの要点
イエベ中~高中心~やや高穏やか黄みを土台に、白は生成り寄り
ブルベ中~高低~高(清色が軸)中~高青みを土台に、白は純白寄り

3.診断結果別:即日使える色と避けたい落とし穴

3-1.イエベ・スプリングの設計図

ベースメイクは黄みに寄せすぎず、明るさを最優先。コーラル~アプリコットの頬と唇で血色をつくる。服はアイボリー、キャメル、ライトサーモン、ミントが顔映えし、デニムは明るめのウォッシュが軽さを引き出す。真っ白や青みの強いマゼンタ単色は顔が負けやすいので、面積を絞り柄の一部として使うと良い。アクセはイエローゴールドが得意だが、艶を抑えたシャンパン系も肌に溶けやすい。

3-2.イエベ・オータムの設計図

黄みのベース低~中彩度を重ね、テラコッタ、カーキ、モカ、マスタードが主力。素材はスエード、ツイル、ニットなど温度感のある生地が似合う。アクセはマットゴールドやブロンズが肌に沈まず、眼鏡はべっ甲やダークオリーブが安定する。純白や青みローズが強いと硬く見えるため、白は生成り~エクリュで置き換える。

3-3.ブルベ・サマーの設計図

ピンクベージュ系のベースにローズ、モーヴ、スモーキーラベンダーで柔らかさを足す。服はライトグレー、スカイブルー、スモークピンクが鉄板で、デニムは中~淡色のブルーが肌を澄ませる。アクセはシルバーやパールが得意。黄みベージュの一面使いは顔が黄ぐすみしやすいため、ボトムや靴に留めて顔周りは青み寄りで整える。

3-4.ブルベ・ウィンターの設計図

肌の透明感を活かし青みの強い澄んだ色を主役に。ブラック、ネイビー、ボルドー、鮮やかなコバルトが締め色として力を発揮する。メイクは青み系のベリー~ワインが映え、ハイライトはくっきりした光沢でコントラストを出す。黄みの強いキャメルやマスタードは顔色がくすみやすいので、使うならバッグや靴など距離を置くとバランスが取れる。

タイプ別カラー運用表(使う→控える)

タイプリップ・チーク服の主役色小物・アクセ控えたい落とし穴
スプリングコーラル/サーモンアイボリー/ミントゴールド/キャメル革まっ白全面/青み原色
オータムテラコッタ/カッパーカーキ/マスタードマットゴールド/ブロンズ青みローズ/純白強すぎ
サマーローズ/モーヴスカイブルー/スモークピンクシルバー/パール黄みベージュ全面
ウィンターベリー/ワインブラック/コバルトシルバー/ガンメタキャメル/芥子が主役

ニュートラル色の使い分け(白・黒・グレー・ネイビー・デニム)

タイプグレー/ネイビーデニム
スプリング生成り/アイボリーこげ茶代替が無難明るめグレー/ネイビー淡ライト~ミドルウォッシュ
オータム生成り/エクリュダークブラウン代替チャコール/ダークネイビーミドル~濃色で深み
サマー純白~やや青み白ネイビー代替が便利ブルーグレー/ネイビー中淡~中のクリーンブルー
ウィンター純白ブラック得意無彩色グレー/濃紺濃色ソリッドでキリッと

4.今日から変わる実践手順:メイク・服・髪の微調整で再現性を高める

4-1.メイクの順序と置き換えメモ

下地→薄膜ファンデ→ポイントの順で、色は唇と頬の一体感を先に決める。下地は肌の赤みや黄ぐすみを打ち消しすぎないトーンが安全で、迷ったら透明感を足す下地+ごく薄いファンデが失敗しにくい。

リップを先に当ててからチークとアイに派生させると、顔の中心の温度がブレずに整う。ハイライトは色ではなく**質感(しっとり/艶/微粒子)**で調整すると、どのタイプでも馴染みやすい。

4-2.服の面積と素材の考え方

顔周りは似合う色ゾーンで固め、ボトムや靴は中立色に逃がすと失敗が減る。同じ色でも素材で印象は変わる。スプリング/サマーは軽やかなコットンやレーヨン、細番手ニットが好相性で、オータム/ウィンターはウール、ツイル、レザーなどで深みとコントラストを作ると全身が締まる。

柄を使う場合は、サマーは細かいパターン、ウィンターははっきりしたパターンが映えやすい。

4-3.髪色とアクセサリー、眼鏡・マスクの整合

イエベはゴールド系、ブルベはシルバー系が顔色を持ち上げる。髪色は、スプリングはハニーブラウン、オータムはモカ/オリーブ系ブラウン、サマーはアッシュブラウン、ウィンターはダークアッシュ/黒が安定する。

眼鏡はスプリング/オータムでべっ甲・ゴールド、サマー/ウィンターでシルバー・ガンメタが使いやすい。マスクはスプリング/オータムは生成り~ベージュ、サマー/ウィンターは白~ライトグレーが顔色を底上げする。

買い物での即席チェック

シーン見るポイントうまくいく判断基準
店頭照明下首元の影とほうれい線影が浅く、肌の凹凸が滑らかに見える色を採用
試着室白い壁の前の顔色目の下のクマが薄く見え、唇が自然に血色づく色を採用
屋外写真の一枚目加工なしで首と顔のトーン差が少ない色が“当たり”

5.ケーススタディと“映える”補正:よくある悩みを実例で解決

5-1.服はイエベ寄りだけど顔はブルベ寄りに見える

顔周りにブルベ向けのストールやアクセを配し、ボトムやバッグでイエベの温度感を足す。ベースメイクは黄みを抑えた下地に切り替えると一気に整う。仕事服で黒が多い場合は、サマー/ウィンターはそのままネイビーや純白へ、スプリング/オータムはダークブラウンや生成りへ置き換えると、顔色の沈みが消える。

5-2.オンライン会議や写真で顔がくすむ

光源を正面45度に置き、白い紙やタオルで簡易レフを作る。サマー/ウィンターは純白寄りトップス、スプリング/オータムは生成り~アイボリーで肌映りを底上げする。リップは自分の中心色から半トーン明るい色に振ると画面越しでも血色が読み取りやすい。

5-3.季節や体調で判定が揺れる

体調や日焼けで彩度と明度の好相性が変わることがある。夏に焼けて見える時期は明度を半段下げる、冬に血色が落ちる時期は彩度を半段上げるなど、中心から半歩内外で調整すると安定する。揺らぎが大きい人は、ニュートラル色の質感(艶/マット)で微調整すると外しにくい。

5-4.よくある質問Q&A

Q.イエベと診断されたのに、青い服が好き。
A.顔周りに得意な色、離れた位置に好きな色を置けば両立できる。青ならネイビーくすみを抑えたスカイに寄せると馴染む。

Q.仕事服は黒ばかり。顔が沈むのを避けたい。
A.スプリング/オータムは黒の代わりにこげ茶、サマー/ウィンターはネイビーを軸に。口紅とチークで血色を足すと画面映えも安定する。

Q.自己診断が難しい。プロ診断とどう違う?
A.プロは広範な布と照明で微差を見極める。セルフは中心の傾向を掴む用途に最適で、節目の撮影や式典前だけプロで微調整するのが堅実。

Q.男性にも当てはまるのか。
A.原理は同じ。顔周りのシャツの白ネクタイの色で効果が直結する。ブルベは純白+ネイビー/ボルドー、イエベは生成り+カーキ/テラコッタが使いやすい。

Q.和装やブライダルではどう選ぶ?
A.和装は半衿と帯揚げの白の扱いが鍵。イエベは生成り系、ブルベは純白系で顔色が整う。ブライダルは白無垢/ドレスの白に加え、メイクの頬と唇の温度を合わせると写真写りが安定する。

5-5.用語辞典(やさしい言い換え)

明度:色の明るさ。高いほど軽く見える。
彩度:色の鮮やかさ。低いと落ち着く。
コントラスト明るい部分と暗い部分の差。強いとくっきり。
ニュートラルカラーどのタイプにも馴染みやすい色(グレー、ネイビー、ベージュなど)。
清色/濁色濁りの少ない澄んだ色/落ち着いたくすみ色。清色はサマー/ウィンター寄り、濁色はスプリング/オータム寄りに馴染みやすい。


まとめ
似合う色は“肌・髪・瞳”という自分の素材を引き立てる道具だ。今日のセルフチェックで中心を掴み、タイプ別の設計図に沿って顔周りから順に置き換えるだけで再現性は上がる

あとは、光源と素材、面積の三点を意識して微調整するだけで良い。色の幅を恐れず、中心から半歩外へ試す。明日、鏡の前で変化が手応えに変わるはずだ。

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